オバマ政権の専門家による適切な政策を見ていると、日本がいかに利権に偏った駄目な政策をしているか分かる。最近では、薬のネット販売を禁止するという時代と逆行する省令などがまかり通るところに、この国のおかしさを感じる。利権という欲望で動き、この国の政治行政において、世の為、人の為という理性の力のなんと弱い事か、時代遅れの馬鹿げた事業（道路や地デジ）に莫大な資金が投じられ、兆単位の無駄遣いばかりをする麻生政権を見る度に、どうにか、この流れを止める事は出来ないのかと思う。
このような利権がはびこるのは、そういう事をやっている政党を政権交代によって排除していないからだ。今度の選挙では、政権交代が必要だ。諸外国の政権交代を見ると、政策ががらりと変わり、国が一皮むけた様になる。日本もそうなる可能性が高い。なぜなら、政権交代によって、今までと違う支持層に支えられた政権になる事で、立場の違いから、政治が変わるのだ。たとえば、民主党主導のオバマ政権に変わった瞬間に政治がガラリと変わった。大統領制という事もあるが、政権が変わると、政治の着眼点から変わるのだ。アメリカの民主党を支持ししている人達の意思が反映された結果が、今のオバマ政権なのだ。
日本でよく言われる「政治が変わらない」のは正確には「政権交代していない」からなのだ。選挙で政権が選べる以上、政治を変えようと思えばいつでも出来るのに、それをしてこなかった為に、利権政治をはびこらせてしまった。駄目な政権だったらすぐ変える姿勢が、政治を浄化するのだ。それをしてこなかったから政治が変わらないのであって、政治家が腐敗しているというよりも私達民衆が、そういう政権を切る決断をしてこなかった責任が大きい。今度の選挙ではその責任を果たすチャンスだ。また、以前の細川政権の様に政権交代をしても短命に終わらせても意味がない。利権政治をしている連中は、あの手この手で、政権交代した民主党を攻撃するだろう。それにまどわされることなく、ある程度、改革に時間を与えるべきだ。そうすれば、この国の政治に本当の意味での変化「チェンジ」が訪れる事だろう。
＜時代遅れの事業＞
道路
- 今後10年以内に電子都市が急速に発展し、道路は今ほど必要ではなくなる。ディスプレイの急速な進化が、それを牽引する。人々は、この5年の間に、その強烈な進歩を見る事になるだろう。ドットが見えないくらいに高精細になり、しかも立体に見えるディスプレイを見たとき、カルチャーショックを受けるに違いない。道路自体は、既にある道路や老朽化した橋などを修理回収する亊に徹するべきで新たに作る必要はない。その方が低コストであり安全でありムダがない。そういう亊に予算を振り向けない今の政策では、老朽化した橋などが放置され、危険で高コストであるばかりではなく、人口が減少して需要が減るのに道路を新たに造るなんて無駄以外の何ものでもない。あまりにも馬鹿げている。この馬鹿げた政治を政権交代で辞めさせるべきなのだ。自民党を選ぶ事は、そういう馬鹿げた亊をする現在の利権構造を支持（温存）する事である。
地デジ
