SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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日本のジャーナリズムはクズ

私は、日本人の同胞について、時々、意味が分からないと思う事がある。意味が分からないので解決方法が見いだせないのだが、この意味不明な現実を、考えてみる事にした。
 
西松建設の問題以降、民主党の支持率が下がる所までは理解するが、だが、その代替として自民党という選び方は常軌を逸していると思う。なぜならば、この問題は政治資金の問題であるからして、そういうお金が政治資金として運用されない様な法律を提案できているのは、民主党の方であり、自民党はこれを全然していない。(自民党は小沢を非難していれば、企業献金を全面禁止の話はうやむやにできると考えている節が見える。だから、法律の改正も全然言わない。それはつまり、自民党という政権の本性がそこで分かるという事だ。彼らは国民の為ではなく、利権の為に政治をやっている裏切り者だという亊だ。[ こんな事を公然とやられている段階で、奴らに舐められている事に気づくべき ]なぜなら、その人間の本性は、その行動に現れるのだから、私に言わせると、このようなら裏切り者を支持する理由は全くない、今度の選挙で切ってしまえと言いたいのだ)
 
私はむしろ、こちらの方が今世の中が重視している真相究明よりも大きな意味を持っていると思う。私は真相究明をするなと言っているのではなく、真相究明するにせよしないにせよ、今後、どうするかという事が提案できているのは自民党ではなく民主党なのに、どうして国民は、あべこべの自民党を選ぶのかという事である。
 
政策の中身を見て、意味を理解しているのであれば、どう考えても民主党である。しかし、この問題を重視している国民の数%が自民党を選んでしまった。この原因は何か?本来、望んでいる方向とは逆の選択肢を選んでしまうのはなぜか?
 
単純に言えば、「意味が分かっていない」と考えれば済む事であるが、「では、どうして意味が分かっていないのか?」という亊を追求してみたいと思う。マスコミは西松建設の問題を真相究明に特化しているが、一番重要なのは、政策として、今後そういった問題を根絶するにはどうするかという事である筈だ。だが、そういった最重要事項をマスコミが報道せず、それほど重要でもない真相究明に特化するのはなぜだろうか?(何が重要か適切な優先順位をつけて報道できないのはなぜか?)
 
私が考えるには、その方が面白く視聴率がとれるからである。つまり、テレビ局の視聴率の為に、誤った認識が伝播し、人々が正しい判断が出来ていないと考えてみると、日本の政治が悪いのは、公共心の薄い、あるいには無能なジャーナリズムにあるのではないかと思うのだ。真相を究明しても、それだけでは問題は解決しないため、それらを全面禁止するとハッキリ言っている亊を報道機関としては大々的に報道し、それによって、必ず、それが実行される様に念を押す事が重要だと思う。つまり、「お前言ったよな。絶対やれよ」と釘を刺す訳だ。
 
そういうドスの利いた報道が出来ない所に日本の報道の腰抜け具合が透けて見えるのだ。話題の持っていき方のポイントがズレている。自分達の利益よりも国民全体の利益を考えれば、そういう発想はすぐにできる筈であるが、そういう発想になれない日本のマスコミこそ、日本の真のガンではないかと思う。
 
私は報道機関の情報収集能力には敬意を表するが、いかんせんポイントの持っていき方のマズさについては、その原因となっている部分が、利益中心主義がチラついて見えるので、金権政治を正すには、まず、報道機関の利益第一主義的なミーハー報道思想を改めよと言いたいのだ。そういうのは、ゴシップ紙だけで十分だ。
 
利益を重視する為に、本来重要な方向性、つまり、本当に重要な政策よりも話題性のとりやすい真相究明が取りざたされる。このような形を是正できない限り、いつまでたっても、日本の政治は、チェーンの外れた自転車の様に前に進まないのではないかと私は危惧するのである。