ブラウザーの自動読み上げソフトは、コロナ禍で必要になると思い、開発していたのですが、ようやく完成しました。まだ、機能としては充分ではないところもありますが、一応使えるレベルのものが出来ましたので、紹介します。
FLOW PAGE
FLOW PAGE – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手
1.Speech（自動読み上げ & 自動スクロール）
ウェブ標準通りに書かれているページであれば、speechボタンを押すと自動読み上げできます。読み上げると自動スクロールします。自分が試した限りでは、ニュースサイトの7〜8割位は読み上げる事が出来ました。
インターフェース画面（画面下部中央に表示）
2.Share（SNSボタン）
その他の機能としては、シェアボタンが追加されています。このボタンを押すと、TwitterやFacebook、LINEで拡散できます。「このページ拡散したいな」とページ内の拡散ボタンを探す必要はないわけです。
3.Pref（ボイス設定）
左端のPrefボタンは、読み上げる声の調整ができます。声の高さや読み上げスピード、ボリュームなどが調整できます。そして、気に入った調整項目が出来たら、newを押して、名前を入れてokボタンを押して、saveすれば、その設定が記録され、その通りに喋ります。
4.三角ボタン（画面表示のコンパクト化）
あと、コントロールバーが邪魔になった時には、右端の三角のボタンを押すと、右端にアイコンボタンとなり、邪魔になりません。再び戻すときには、アイコンをクリックすれば戻ります。
5.×ボタン（完全消去、セキュリティに厳しいページへの対応）
また、左端の×ボタンを押すと、完全にこのソフトのインターフェース画面が破棄されます。再び表示するときには、ブラウザー画面の右上の拡張機能のアイコンをクリックすれば表示されるようになります。これは、銀行などのセキュリティに厳しいページだと、ウェブページにオブジェクトを追加した状態でログインなどすると、不正プログラムと判断するみたいで、オブジェクトを破棄しないと口座が一時的に使用停止になるなど、洒落にならない事になったので、この機能の説明は、ソフトのインストール冒頭の承認画面で承認をして貰ってから、このソフトは機能するようにしています。
（ウェブページに追加したオブジェクトを破棄すると正常にログインできるので、オブジェクトを追加すると検知されて、異常なプログラムと判断される事が分かる）
6.Caption（文字の拡大表示）
そして、右端のcaptionボタンでは、読み上げているテキストを拡大表示します。読み上げと連動しているので、画面から離れて内容を確認するのに最適です。caption機能と自動読み上げの連携で、画面から離れてウェブページが読めるのは、目が疲れず快適です。
今後の展開
ChromeやEdgeにも移植したいところなのですが、FirefoxとJavaScriptの挙動が微妙に違うので、少し時間がかかりそうです。使ってみると分かると思うのですが、自動読み上げしながらスクロールする画面は、若干、未来というか、車のパワーウィンドウのようなイメージがします。昔は、ハンドルがあって手回しだったのですが、今は電動で動くのが当たり前ですよね。あれと同じ感じです。コロナ禍のテレワークなどで、目が疲れている方が沢山いると思うので、この機能拡張は、そういう人にお勧めです。
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