SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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民主党政権(政権交代)はまだこれからだ

官僚は省益と結びついているから、全体を最適化して無駄を省くという事はしない。個別の省庁の権益、いわゆる「省益」よりも国全体の利益を考える全く新しい立場の戦略策定組織が必要なのだ。そういう意味では国家戦略局というのはコンセプトとしては正しい。ただし、この国家戦略局を機能させる為には、情報の収集分析を既存の官僚とは別に独自に行えるCIAのような大規模な組織が必要なのだ。なにせ国全体の金の流れや、国のあらゆる分野の長期的な戦略策定を行う訳だから、膨大な調査要員が必要である。各省庁に大臣を3人程度送り込む程度では駄目なのだ。国家戦略情報局というのがあるとしたら、最低でも1000人以上のスタッフをかかえる大所帯の調査研究組織が必要だと思う。
 
部門の専門家を要し、情報収集部門と分析部門に分かれ、専門的な知識に基づいて省益ではなく、国全体の利益を追求する組織が必要なのだ。そういう組織がなければ、本当の意味での改革は出来ない。既存の官僚に情報を握らせたままでは、大幅な予算の削減など夢のまた夢だ。そういう既存の官僚に対抗できる組織(情報の裏付け)がない段階で概算要求で赤字国債を発行するから即、解散などというのは、あまりにも、やるべき仕事の量に対して、与える時間(33日程度ではね...)がなさ過ぎると思う。それに、まだ特別会計の無駄の削減をしていない段階では時期尚早とも言える。無駄を省くとしたらこちらの方が本丸なのだ。本丸をやる前に二の丸をちょっとやったばかりの段階でもう「や〜めた」というのは駄目だと思う。それこそ細川政権の二の舞だ。
 
前回の細川政権のときも、短命で終わってしまい改革はされずに自民党政権による無駄遣い体質は温存され、また同じ流れに戻ってしまった。同じ事を繰り返さない為には、今度の政権交代は長続きさせる必要がある。
 
改革には情報が必要だ。しかし、日本は情報に関して甘すぎる。情報こそ力の源泉だという事が分かっていない。その力の源泉を官僚に握られたままでは、この国は駄目になる。今の日本は省益という個人プレーによってチームとしてまとまっていない弱小球団みたいなもの。この国の総力を引き出す為には、情報を統合し戦略をたて、実行する政権(監督)が必要だ。自民党の様に個別利権を追求する様な政権では駄目なのだ。大体、民主党の政策を実現不可能だというのはおかしい。なぜなら、民主党の政策の多くは、外国から輸入したものなのだ。他の国に出来るのに日本に出来ない理由を彼らは説明した事があるのか?していない、ただ文句を言っているだけ、言いっぱなしの駄目な文句に過ぎない。要するに連中は日本国内(の利権)しか見ていないのだ。利権体質の悪い所が出ていると思う。自分達の小さな枠の中でしかものを見ていない事が明らかだ。そういうケツの穴の小さい理屈で物事を考えてミニマムな発想で、この国を運営していった結果、無駄が山の様に積み上がっていった事を忘れたのかと言いたい。
 
自民党は、そういう事をしてきたから、国民にNOを突きつけられた事を全然反省していない。返す返すも救いがたい政党だと思う。なくなった方がいい。いらない。全く新しい政党が生まれて、その政党と民主党との二大政党政治が行われるのがベストだ。その際に自民党議員はいらない。なぜなら、前の細川政権の時、自民党は分裂したが、しかし、また元に戻った。その理由は、利権なのだ。利権を獲得する為に政権が必要だから、一つにまとまった。そういう利権でまとまった政党が自民党の実体なのだ。別にチームワークがしっかりしているのではない。欲で繋がっているだけなのだ。
 
結局、私欲で動いているから国民の利益になる事を出来る訳がない。利権体質の維持に勤しむだけで、国の事なんてこれっぽっちも考えていない。その証拠に、官僚が出してきた政策を大してチェクもせずに通してきたではないか。そうやってチェックされないからこそ、官僚が増長したのだ。そういう意味では官僚が腐敗したのも自民党のせいなのだ。本来、監督管理するべきものが、その職務を放棄した結果だ。だから、自民党は、この国のガン細胞なのだ。欲に支配され正常な細胞(役人)を尽くガン化して駄目にしてしまう。日本の為には、あの政党はなくすべきであり、なくす課程で民主党に対抗する全く新しい政党が必要なのだ。その政党には自民党議員は一人もいらない。もはやこの国に利権を誘導する古い政治はいらないのだ。