SKY NOTE

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省エネは景気対策になる

省エネが景気対策になるというのは、外貨の流出が少なくなって国内にお金が還流する亊と、省エネで浮いたお金が他のものへの消費に向く事、将来的には排出権として外国に支払うお金が減る事などが挙げられる。また、省エネ設備の導入による景気浮揚効果もある。そこで、どれだけの経済効果があるのか、ちょっと簡単な計算をしてみたい。
 
1.車の省エネが10%達成されたら...
・日本のガソリン/軽油の消費量は約1000億リットル
・原油:32.5円/L(2009.4.11現在)
・ガソリン/軽油の平均価格を105円とする。
・排出権1t 1163円 (2009年2月:景気が良くなったら5000円位になるかも...)
・全消費量の10%の100億リットル削減
 ・外貨保持  :3250億円が国内に還流する(原油価格が上がれば、これ以上)
        :27.9279億円:CO2 2400万トンの削減
         値上がりすれば1201200億円(1tあたり5000円の場合)
 ・消費拡大効果:1兆0500億円のお金が他の用途に使われる。
 
2.電気が10%削減されたら...
・日本の全消費電力は1兆kwh :10%は1000億kwh
 ・工業:約4000億kwh(かなり大雑把な数値)
 ・都市:約4000億kwh(かなり大雑把な数値)
 ・家庭・約2000億kwh
・1kwhを20円として計算
 ・2兆円のお金が他の用途に使われる。
 
省エネをすると、これが単年度ではなく、毎年続く事になる。外貨の流出が抑えられ、国内に還流するお金と、燃料や電気に消費されていたお金が別の用途に向かう事による消費拡大効果、将来的には外国に支払う排出権料の削減にもなる。そういう意味で省エネは景気対策になる。しかも継続すれば、どんどん数字が積み上がっていくため、強い経済基盤を獲得する事が出来る。だから、環境だけでなく経済にも省エネは効果的だ。また、そういった設備は世界中に売れるから、輸出産業にもメリットが大きい。内需と外需の両面で省エネは非常に有益なのだ。