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未来の家:2020年のライフスタイル

未来の住宅は、低層、エコ、耐震、断熱というキーワードで構成される。
 
低層:電子都市と人口減少により、高密度都市の需要が落ちるため
エコ:太陽電池、太陽熱、太陽光を効率的に使い化石エネルギーを使わない家
耐震:地震に強い構造
断熱:空調、給湯の放熱を防ぎ、省エネ
蓄熱:太陽の熱を蓄熱する。次の日の朝も温かい
 
1.地震や火災に強い 
火を全く使わない住宅なので、こういった住宅が普及すると、たばこや仏壇のろうそく以外に火元はなくなる。よって火災のリスクを大幅に減らす事が出来る様になる。これは地震の時の火災のリスクを低減する事にもなる。
 
2.エネルギーが自給できる
エネルギーが自給できる為、設備が正常に稼働し続ける限り、快適な生活が保障される。(昼間発電した電力をリチウムイオン電池で蓄電)

 
未来の家と言っても、将来の家ではなく、現在開発中の家である。これがBlue Marsのような電子都市〔コミュニティ)と融合する事で、人は家に居ながらに買い物や仕事が出来る社会になる。そうなれば高層ビルはいらなくなる。人々はエネルギーが自給できる家に住みながら、仕事や生活の殆どの事を家にいながら出来るので、通勤も必要ないし、都市も必要ない。必要なのはサービスだけ。
 
そんな新しいライフスタイルをシナリオにしてみた。
 
2020年の最新のライフスタイル
 
1.快適な家
念願のエコハウスを建てた。今は冬だが朝起きると、部屋が温かい地下の蓄熱室のおかげだろう。断熱性が高いので昨日の昼間の熱も保持できている。食事をする時は、電磁調理器で火を使わない。これで火災のリスクは減るだろう。食事中はニュース番組を見るが昔と違って好きな時間に必要なニュースをピックアップしてみれる。私はスポーツニュースなど見てもしょうがないので、見ない設定にしている。経済と科学、そして社会情勢などを重点的に見る事にしている。
 
2.スマートなオフィス
さて、仕事をしよう。最近は電子オフィス率が25%を超えたらしい。私もその25%の一人か...思えば電子オフィスへの移行は2010年頃に始まった。2008年のあの金融危機は酷かった。企業は人間をモノ扱いするように切っていったが、2009年の政権交代の後、そのような雇用制度は真っ先に否定され、企業は人件費以外でコストを削減せねばならなくなった。そこで注目されたのが電子オフィスだ。当時のコンピューターディスプレイは、解像度が低く、1920×1200ドットしかなかった。これではA4書類を2枚程度しか広げられず、ハッキリ言って机としては狭かった。それに立体でもない。平面的で解像度が低かったので、不便ではあったが、それでも使えない事はなかった。書類の共有や会議のやり取りは十分出来た。あれから10年...今や一番安いものでも3840×2400ドットで立体映像である。この水準になると目の前に本当に存在しているかの様な錯覚に陥る。この事によってサービスの電子化が急速に進んだ。流れは2011年にサムスン電子がBluePhaseMode液晶(高速液晶4ms)を使ったフィールドシーケンシャルディスプレイ(高解像度液晶モニタ3840×2400)を発売した時だったと思う。これにより、高解像度液晶が大幅に低価格化し、A4二枚程度しかおけない小さな机は、普通の机と遜色なくなった。光ファイバーの普及も追い風となり、本格的な電子オフィス化が始まったと言える。それと共にワークシェアリングも始まり、仕事をオンラインで分け合う方がオフィスを分け合うよりも交通費などの面で有利と判断した為か、企業の方でも固定費の削減に有効と判断し始めたのもこの頃だったと思う。また、このプロセスが進む過程で営業活動もオンラインベースでやった方が素早くできる事が分かり、今やオンラインでなければ、この高速化した社会ではやっていけないという風潮が広まったのもこの頃からだったのかもしれない。
 
3.人を繋げるコミュニティ
社員用アバターが作られ、制服もセットで用意されている。洗濯しないでいいのでズボラな私にはいい世の中になったものだ。アバターの制服はピシッとしているが、家で仕事をしている私の姿は極めてラフで頭はボサボサである。表情だけは顔認識で読み取られるので、気をつける様にしている。自分の顔を見ながら対話できるので、顔を作るのにも便利と言えば便利かもしれない。まぁウソがつきやすくなったという亊だから、いい事と悪い事の両面があるのだろうが...今はどこにいても誰とでも話せる。昔はメールを使っていたが、今思えば、凄く不便だったと思う。あれで全ての連絡事項を成り立たせていたのは今から思えば驚きだ。今でもメールは時間差を吸収できる簡単なメモとしては有効だが、今はアバターメールが流行っているかな。グラフなどを交えてビジュアルで説明してくれるので分かりやすいんだ。現場からのビデオなどもシームレスに結合しているので、状況確認が的確にスピーディーになったと思う。また、表情が読み取れる様になったのが大きい。これによってクライアントの気分や様子を見ながら対話できる様になったのは良かった。昔のメールだと文脈から読み取るしかなかったからね。
 
4.楽しい買い物
ワークシェアリングの時間が終わった。今日の労働時間は5時間か、それでは買い物をするとしよう。さてと...冷蔵庫を見るとするか...家の冷蔵庫は最新の冷蔵庫と違って中をオンラインで見る事が出来ない。私は物持ちがいいので、冷蔵庫の様に長持ちをする家電は使い続けるのだ。そういう所はローテクだ。全てがハイテクなのではない。おっと豆腐がそろそろなくなりそうだ。足りないものはと...冷蔵庫の上に超薄型のマグネット貼付け型の情報家電(12インチ画面:タッチパネル)で食材の注文をする。豆腐、配送は明日まとめてと...バスケットの中には注文項目が入っていて、月8回まで追加料金なしで配送されるサービスに加入している。受け取りは近くの配送センターまで取りにいけばいい。最近の魚や刺身はうまい。産地直送で流通コストを省き、同時に高品位な冷凍技術が開発されたため、冷凍物でもおいしいのだ。時間を設定しておけば、もっとも短時間で鮮度のいいものが配送されてくる。後は、電動自転車で近くのコンビニ(配送センター)まで取りにいけばいい。明日、取りにいこう。ちなみに女性は服やメークを選ぶトータルコーディネートサービスが好きらしい。私にはどうでもいい事だが...
 
5.車がいらない社会
私は車には乗らない。電気自動車も進歩して太陽電池の電力だけで結構走れる奴が出回っているが、私には車は必要ない。必要な事は、家とコンビニを往復すれば十分事足りるからだ。それに最近の立体映像の都市は、凄くリアルでエキサイティングだ。空間を楽しめるレベルのものが沢山あるので、移動するメリットが低くなっている。遠くまで実際に行くのは疲れるしね。寝転がりながらどこでも行けるってのは便利だと思う。ただリアル指向の人は、実際に行く事にメリットを感じている人もいて、私の様なインドア派とは別に存在している。
 
6.健康を楽しむ
家の中ばかりにいると運動しなくなるので、健康の為にウォーキングマシンで歩くことにしている。電動タイプではなく、私の持っているのは負荷をかけて押し込むタイプのものだ。家の中でも運動できる。特に冬の寒いときや夏の暑いときは助かる。それに、足と首の動きに連動するメガネ型立体ディスプレイに表示される風光明媚な景色を見ながら歩くのは楽しい。最近は京都の石段を上りながら、寺院巡りをしている。文化財も実際に行く事なく、じっくり眺められる。季節の移り変わりも綺麗に再現されている。今は冬だが秋の紅葉を眺めながら歩く事も出来る。季節感がないと言われればそれまでだが、これもまた楽しいのだ。色々な風景を眺めながら歩いた所で、今日のウォーキングの時間は終わり。消費カロリーと体重が自動計算され、オススメメニューが提案される。献立を考えるのが面倒な人には便利かもしれない。友達と歩く人も結構いるが、私は一人が好きなので、そういう事はしていない。
 
7.休息(入浴と就寝)
さて、運動もしたし、一日も終わりだ風呂に入るとしよう。うちは保温浴槽なので昨日のお湯が温かいまま残っている。だから10分で追い炊きが出来てすぐ入れる。シャワーは節水タイプなのでお湯の量は少なくても、勢いはそのままだ。お湯は昼間太陽熱で温めた空気をヒートポンプで圧縮し、高温にして沸かしたもの貯湯タンクに貯めておいたものでヒートポンプを駆動する電力は太陽電池で賄っているので、化石エネルギーの消費はゼロだ。風呂に入ったら寝るとしよう。照明が夜になると自動的に暗くなるので、睡眠に緩やかに誘導する。また、自動的に暗くなる時間から時間が分かる。昔の照明は、節操なく最大輝度で明るすぎて睡眠障害になりやすかったが今のものは違う。生活リズムを作る様に出来ている。さて寝るとしよう。そして私はリモコンで照明を消した。終わり
 
まとめ
と...このように2020年は、こんな感じであると予測してみました。10年後の私の視点で書かれているので、ちょっと捻くれていますが、こんな感じです。未来は結構、インドアでも何でも出来ちゃう感じです。快適な家に住み、残業のない生活、買い物は手軽で、移動の手間も省け、それでいて、結構楽しいという様な変な世界です。人と人が手軽に話すことができ、お互いの顔を見ながら対話でき、移動という制約から離れる事で、どこでも誰とでも仕事をしたり、趣味(ウォーキングなど)に興じたりできる社会になると予測しています。
 
<参考資料>
1.電子オフィス関連

 
2.アバター関連

 
3.新しい冷凍技術

 
4.電子都市関連

  • Blue Mars(最新のVirtual World)5:48 YouTube(画面クリック)で高画質

 
5.健康関連

 
6.照明と風呂