SKY NOTE

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電子都市により高層建築は不要になる

低層建築のメリット
地震に強い
・太陽エネルギーが使いやすい(面積あたりの人口密度が低いのがメリット)
 ・太陽電池
 ・太陽熱利用

低層建築のデメリット
・人口密度が低い(コミュニケーション)
 →電子都市でカバー可能(車を使わず通信で対応する)
・移動距離が長くなる(ショップ、オフィス)
 →電子都市でカバー可能(車を使わず通信で対応する)

1.お店
お店で言えば、必要なものだけを運べば、わざわざ人間(60kg)と車(1トン)を荷物(10kg)と一緒に運ぶのは無駄である。最寄りの配送センターに荷物(10kg)だけを配送する方が無駄がなくて合理的だ。(それで近くの配送センターまで歩いていけば、運動にもなるし)

2.オフィス
オフィスならば、事務処理の多くは電子化が可能であり、また三次元立体映像技術が進めば実写と見まごうレベルにまで画質が向上するし、相手の表情も読み取れる技術が既にあるので、会議や打ち合わせ、書類の交換など、実物を伴わない事であれば、大抵の事が可能となる。人間が移動するよりも遥かにスピーディーなので、ビジネスとしては、こちらの方が合理的である。

3.地震
低層の建物は、形状的に地震に強いし、太陽エネルギーを効率よく使えるので、地震が起きた時の対応も比較的楽になる。インフラが破損しても(晴れていれば)電力と温かい部屋は確保される。

4.環境
高層建築は、大量のセメント(製造時に石灰から二酸化炭素が出る)と鉄骨が必要となり、二酸化炭素を大量に排出するが、低層であるならば、そういう素材を使わなくても良い。また、太陽エネルギーを使う際も、高層建築だと、隣の土地に影を作ってしまうため太陽エネルギーを独占する形になってしまうが、低層だと皆に平等に行き渡る。面積あたりの人口密度が低いので、太陽エネルギーで十分、皆が使う電力や暖房に必要な熱を賄える。

5.移動
通信技術の発達によって物理移動を少なくできる上に、バイオ燃料カーボンニュートラル)、電気自動車や軽量化による省エネ化(1/5)、太陽電池、高速充電設備などの組み合わせにより、移動に伴うエネルギー消費は最少かつ、二酸化炭素がゼロに出来る為、高層建築で人口密度を向上させ移動距離を短縮する合理化は環境的なメリットとしては薄い。メリットがあったのは通信技術が未熟だった20世紀まで、これから10年は、それが証明されていく事だろう。

まとめ
インターネットがなかった頃は、物理的に人と人とを近づける事が社会のスピードを向上させる上で合理的だったが、インターネットが進化するに伴って、人と人とを近づけるよりも、通信によって、多くの人を繋げた方がスピーディーで合理的になる。そういう社会において高層建築は昔ほど意味のある存在ではなくなる。しかも、高層建築は地震が多く、資源に乏しい日本にとってはデメリットが多い建築物だ。よって、高層建築を作るよりも、通信による都市の電子化と、従来建築物の耐震補強、及び、太陽電池、太陽熱、ペアガラスなどの環境リフォームの方が合理的と言えるだろう。

資源は今は安くなっているが、再び上がる事が予想されているから、新たな資源を使う様な方法を選ぶ事は、コスト的に厳しいものとなるだろう。その上、人口減少によって建物が余るので、そこから、いいものを選んで改築した方が安くて質がいい建物が出来る。通信技術の発達によって場所に縛られなくなると、その選択肢の幅は、今後広がっていくと予想される。つまり、新たに作るよりも改築した方が得になる。よって、リフォームや低層建築がベストな選択となる。だから、高層建築はもういらない。(特に日本では)

将来展望、人々の生活の質とコストとバランスとリスク(地震など)を考えた時、高層建築はベストな選択ではない。ベストな選択は、低層建築による中密度都市と、電子都市のコラボレーションによる住みやすく便利で快適で安全な建築である。

安全性
・環境:二酸化炭素を出さない(新築よりも改築、高層よりも低層)
地震:低層の方が有利
・エネルギー:必要なエネルギーが自然から手に入る。

住環境
・中密度:最も住みやすい都市は中密度都市である。

コスト
・省資源:コストが安い(新築よりも改築、高層よりも低層)

利便性
・電子都市:電子都市で楽しく便利(距離の制約がない)

平等
・太陽エネルギーを皆に平等に分け与える。高層だと独占する。

安くて環境に優しく、エネルギーは太陽から手に入れ、電子都市を使って便利な生活をし、中密度の都市で快適に暮らす。これが高層建築だと、高くて環境に悪く、エネルギーは原子力や外部の電源に頼り、電子都市があるから高密度都市であるメリットは薄く、騒音と交通渋滞で窮屈に暮らす亊になる。人がのびのびと暮らすには、低層建築がベストだと私は考える。