SKY NOTE

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リストラよりもワークシェアリング

1.リストラよりもワークシェアリング
リストラばかりをすると社会不安が生じて消費を抑制してしまう。しかし、ワークシェアリングならば、給料が下がっても余暇が増えるので、リストラほど社会不安は感じない。少ない給料の中でやっていくのは大変だが、このご時世では皆が仕方がないと諦める人が多いだろう。

それにロイターの記事では、この不況は来年の下期に終わりそうだという。私もそう思う。今回の金融危機の問題は、アメリカがドルを刷って半分解決した感がある。その代償としてドルが80円台になったが、株価が上がれば、ドルが買い戻され、結果として元の水準、あるいは90円台まで戻るだろう。その時に踏ん張りが利くのは、社員をクビにせずに頑張った会社だと思う。そうでない会社には見えない差が生まれるだろう。その差は忠誠心だ。どんな組織でもそうだが、士気が高いと結果も、それにつれてよくなる。これはアメリカ型経営では推し量れない見えない心の問題だが、歴史を知っている教養のある人ならば、それがどれだけ大切か分かるだろう。

社員を温存しておいて、しかも士気が高い会社は業績を伸ばすだろうが、社員を減らして、士気が低く、訓練した人材がいない会社は、景気が上向いたとき、瞬発力が効かず出遅れるのではないかと思う。ワークシェアリングなどをして、給料を減らす代わりに休暇を与えて、英気を養い景気が良くなったらダッシュをかけられるようにしておく亊が賢明と思う。

今回の危機が日本の様に10年続くと思っている人は、アメリカが日本が手探りで数年かかってやった事を1年でやってしまった点を見るべきだと思う。既に対処法が分かっている事は対応が早い。だから来年の下期に回復と考えてもおかしくない。ある意味、日本でやった事の5年分をアメリカは既にしてしまったと私は考えている。あと5年をもう1年でやり遂げ、株価が上昇すれば...景気回復だ。そのとき萎縮していた需要が一気に弾ける可能性もあるので、人材を温存しておくべきだ。そして、新しい労働スタイルとしてワークシェアリングを企業は率先して導入するべきだと思う。景気が悪くなったら、雇用を守る代わりに時短と給料を下げる様な変幻自在な就労スタイルがあってもいいと思うのだ。派遣やリストラなんかするよりもね。ソニーは大規模なリストラをするよりも、ワークシェアリングをするべきだった。その方がソニーらしい。

08年の「大不況」、09年下期までに終息する見通し 2008.12.18
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35525020081218

2.生活を安くしよう
ワークシェアリングの少ない給料では僅かな消費しか出来ないが、路頭に迷う事はない。いずれ景気が良くなったらフルタイムで働ける様になろうと考えてもいい。その上に、高速道路無料化や中間流通の排除、ネット通販の普及などを組み合わせて、流通コストを下げて生活を低コストにする。(既に100円ショップでやっている事だが、それを全ての商品に広げる)

3.新しい需要を増やそう
ガソリンの暫定税率2兆円を使って、環境設備を購入する為の無利子融資制度をつくる。ペアガラス、太陽電池風力発電である。これらのものを普及させれば、日本国内で自前のエネルギーが手に入り、尚且つ、20年間無利子融資で毎月の電気代と同じ位の返済額なので、今までとかかるお金は変わらない。違うのは、外国から石油を買ったりしなくていいので、国内にキャッシュが還流することと、新しい設備の製造及び設置工事によって仕事が生まれる亊。

4.今までと違ったものを作ろう
今までと同じものを作ってもダメだ。全く新しいものを作る事で需要を喚起しよう。どうしてもそれを買わないといけない様な製品、そういう製品は、不況であっても売れる。