SKY NOTE

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セルロースからディーゼル燃料を生成する真菌

ディーゼル燃料を自然に生成する真菌、熱帯雨林で発見
http://wiredvision.jp/news/200811/2008110623.html

真菌「グリオクラディウム・ロゼウム(Gliocladium roseum)」
この真菌は、セルロースを分解して取り込み成長する事が出来、ディーゼル燃料によく似た炭化水素を生成する。平たく言うと、そこら辺の雑草から石油が作れるという事である。

=== WIREDの記事 ===
「この論文は、グリオクラディウム・ロゼウムを代替燃料源にするための、費用効果などの詳細に関する情報を提示するものではない。この真菌の最終的な価値は、炭化水素の合成を制御する遺伝子または酵素にあると考えられ、本論文はこのことを商業的な事業にする開発計画を導くために必要な第一歩だ」
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この真菌の酵素を使えば、従来のものよりも沢山のディーゼル燃料が取り出せる可能性がある。セルロースから直接炭化水素が作れるので、成長の早い藻類を栽培して、ディーゼル燃料にする事も可能になってくる。

藻類は普通の作物より数十倍は成長が早い。海で藻類を栽培し、船で回収して、この真菌の酵素ディーゼル燃料を作る。そうすれば、日本は自前で油田を持つ事に等しい。しかもカーボンニュートラルな。外国から燃料を買わないで済む。さらにこの油田は枯れる事はない元は太陽エネルギーだから。

金融立国は、ただのバブルだった。国際競争?、グローバリゼーション?そんなものよりも、環境立国で自給自足こそ、日本が本当に生きる道だと感じる。この真菌の可能性を見ると、そう思えて仕方ない。

エネルギーや資源を自給できるテクノロジーが自前で手に入れば、必ずしも国際競争は必要ないし、グローバリゼーションなどの外的要因に右往左往する事もない。ましてや金融トラブルからも無縁でいられるだろう。必要なものが手に入れば、外国の通貨がどうなろうと、経済がどうなろうと関係なく、国民を養える。

そういう国が本当の意味で強いのだと、この真菌を見て思う。