SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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調子のいい人

調子のいい人は、臆病な人なんだと思う。そして、おせっかいな人が多いと思う。私は、そういう人の行動パターンから、どういう発想で動いているか考えてみた。

まず、おせっかいな行為というのは、自分の為にしている事を他人の為だと思ってやっている事であり、他人と自分とを混同している。彼らが物事を混同するのは、臆病だから、他者を恐れ、その結果、手っ取り早く良い事をしようと思うからである。そこに他人の立場を考える余裕がないから、結果として他人の望まない事をしてしまうのである。

善かれと思ってやった事が相手に不評な時、彼らは「やってあげたのに・・・」と思うのだが、迷惑だと反省しない。反省しないのは、他者を恐れている為に、迷惑な事をした事を認めてしまうと、他人を敵にしてしまう。彼らは誰の敵にもなりたくないのである。皆の味方をしようとする為、八方美人になる。そこには思想信条はない。あるのは、他人に気に入られたい自分しかいない。他人が好きなのではなくて、自分が好きなので、その好きな自分を傷つけない為に他人に優しくするのである。

要するに彼らは誰も好きではない、自分が好きなのだ。本当に他人が好きだったら、他人が困ったとき反省できる筈である。だが、それが出来ないのは、他人よりも自分が好きだからだ。だから、善意の押し売りが出来る。自分はなんて善人なんだと満足したいのである。元々臆病なので、相手の事を考える余裕はない。

臆病なので、自分を守る発想ばかりになってしまい、その防衛意識ゆえに他者(外)に意識が回らない。それが、結果としておせっかいになる。皆にいい顔をするのだが、それは敵を作らない亊で自分を守るため。しかし、そのような利己的な人間には本当の味方は出来ない。他人はそういう人のそういう態度を見透かしている。

皆の味方をしようとするから、いざとなったとき味方にならない。見る人が見ればすぐ分かる。そもそも、彼らの発想自体が味方ではないのだ。精神的なナルシストだが、その内面は非常に臆病な精神によって形作られている。