SKY NOTE

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外需に頼らない日本

日本は、原材料さえあれば、何でも作れる非常にユニークな国だ。他の国ではそうはいかない。つまり、逆に言えば、原材料を国内で調達できれば、日本は外需に殆ど依存しないで大丈夫という事である。
 
このユニークな立場から考えられる選択肢は、省エネ/自然エネルギー、省資源/自然素材による自給自足国になることである。
 
日本に必要なもの
・食料(主に穀物)
・エネルギー
・資源
 
これらのものは、長期的に見れば自給可能である。今後20年かけてやれば出来ない事ではない。従来は不可能とされてきたが、技術の進歩や新しい発見によって可能となりつつある。
 
1.食料の自給
省食
・人口減少(2030年には11.6%人口が減少すると言われている)
新規農業/畜産
飼料米(休耕田100万haを使用:800万トン相当)
 ・米粉
カシューナッツ殻(出光が開発:牛のゲップのメタンガスを90%カット)
 (配合飼料:消化を促進し牛の飼料効率を20%UPするという)
スピルリナ(飼料作物:藻類:非常に成長が早い)
 
2.エネルギーの自給
省エネ
・LED(発光効率3倍 80lm/w→250lm/w:現在は100lm/w)
電気自動車(燃費1/3)
・人口減少(ピーク時の2004年に比べて2030年には11.6%減る)
自然エネルギー
・太陽光
・風力
・水力
・蓄電技術
バイオ燃料
バイオディーゼル(海の浅瀬で藻類を栽培し、直接、軽油化する)
 ・車、船舶、農業機械、各種ボイラーの熱源
・バイオガス(バイオ燃料の発酵糟をメタン発酵させる)
 製鉄用燃料
・稲わら(単純に燃やして燃料にする:量が沢山ある)
 バイオディーゼルやバイオポリマーの発酵用燃料
・廃プラスチック(RPF)
 車がプラスチック化すると、大量にプラスチックのゴミが生じる
 製鉄用燃料
間伐材
 製紙用燃料
 
3.資源の自給
新素材
・バイオポリマーによる鉄の代替(植物繊維をポリマーにナノレベルで配合して強化)
 海で藻類を栽培し、それを効率的に発酵させる技術が必要
省資源
・ハイテン化(ニッケルなどを微量混ぜて、鉄の強度をアップして省資源)
・住宅の低層化/リフォーム中心で新築を避ける(新築よりも大幅に資源消費量が少ない)
・電子都市によってオフィスやショップを5割削減
電子ペーパーによって紙の需要を9割削減
 
以上の事を20年かけてやれば、日本は外国から殆どモノを買う必要はなくなる。しかも、この状態では国際競争に勝つ必要はない。国民が必要とする全ての消費材を作れ、自給できるので、もし、高齢化などで国際競争に敗れても、自活できるので国民が飢える事はない。逆にこのようなことを高齢化が進行する前にやっておかないと日本は非常に苦しい状況になると思う。