SKY NOTE

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都知事選、誰を選ぶかお悩みの方へ

私が独断と偏見で選んだ基順を述べますと、順位は1番目が和民の元社長、渡邊美樹氏、次が小池晃(こいけのぼる)氏です。そして、絶対選んではいけないのは石原慎太郎氏です。
 
1.渡邊美樹
2.小池晃

最下位:石原慎太郎
 
その理由を言いますと、現在の都の財政は火の車です。よって、経営能力に長けた人材が必要です。そういう意味では、民間企業の経営者出身の渡邊美樹氏が適任です。酒場のオヤジと言われますが、さにあらず、酒場などの飲食店業界は、経営環境は非常に厳しいのです。大体10店出店したら、9店は潰れるのが普通の業界です。つまり、それだけ熾烈な競争を勝ち抜いてきた経営力を私は高く評価しました。彼の主張のいくつかは、私は反対するところも多いのですが、やはり、今の都政に必要なのは経営力です。それなくしては、都の再生は望めません。
 
2番目は小池晃氏です。小池氏が所属していた共産党は、早い段階で原発の電源の問題点を的確に指摘しており、情報分析能力の確かさを今回の原発事故で証明しました。その確かな分析力を高く評価しました。
 
最下位は、石原慎太郎氏です。お忘れかもしれませんが、都知事在任中の彼の仕事は最低でした。新東京銀行の失敗は、彼の人事評価能力、人材登用能力のなさを露呈しました。2008年までの累積損失1100億円と、都民一人当たり約8460円の損失です。彼に投票する事は、そういうリスクのある人材を、あと4年登用する事になります。
 
 新東京銀行〜そもそも銀行の設立が誤りだった
 http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/news/080408_shinginko/index.html
 
さらに彼は民主主義の根幹ともいえるべき、表現の自由にダメージを与える「東京都青少年健全育成条例改正案」を可決させました。この条例で性犯罪は減るどころか増える可能性があります。出版業界や知識人や法曹界が総出で反対した条例です。この法案により、民主主義が脅かされるだけでなく、子供の安全が脅かされる危険があるのです。なぜなら、エロメディアを規制するとリアルな犯罪の方が相対的に増える事が統計によってわかっているからです。
 
児童ポルノ法可決後の性犯罪の実態(青少年育成条例に類似した法)

 
政治というのは、現実を直視せねばなりません。奇麗事ではなく、現実を直視する必要があるのです。例え、見栄えが悪くとも、それが社会の安全を担保するものであれば、認めるのが現実的です。それを否定するのは奇麗事と言います。奇麗事がバカにされるのは、その奇麗さに実態が伴っていないからです。言わば空虚な正義と言えます。石原氏は、現実を直視できず、奇麗事を選びました。それは現実の子供の安全を否定し、自分の名声を得るための行為に過ぎません。このように現実ではなく概念を重んじるのは、ダメな政治家の典型例です。結果を重視するのが良い政治家です。思い込みや奇麗事を重視するような人間は、政治家として落第です。さらに彼には、公金という概念もないようです。
 
石原都知事 総額2億4000万円 外遊癖 [ゲンダイ](2006年11月16日掲載)
http://www.asyura2.com/0601/ishihara10/msg/311.html
 
都民に新銀行東京の失敗で1100億円も損失を与えながら、自分は外遊で大盤振る舞いという公共の利益というものを度外視した行為は、都民に対して筋を通す人物ではない事が分かる。公益よりも私益を重視する人物のようだ。財政が悪化しているのに、このようにトップが率先して無駄遣いをしていては、東京都の財政は悪化するばかりだ。これを今後4年も続けるべきなのか?と疑問を感じざる負えない。石原氏は、公金というものの何たるかがよく分かっていないようだ。
 
というわけで、彼は政治家としてもリーダーとしても、能力や規範を示すような存在ではなく、むしろ、反面教師として見るべき存在といえるでしょう。彼と反対の政治家を選ぶ事が、良い政治家を選ぶ事になるとわたしは判断しました。
 
というわけで、私は渡邊美樹氏を選びました。
そして、石原慎太郎氏には絶対に票を入れるべきでないと考えます。
 
私は渡邊氏の経営センスによって、東京が再生するのを見てみたい。それが彼に投票する最大の理由です。政治には現実感覚と経営センスが必要です。それを両方持ち合わせているのは、都知事候補者の中では、渡邊美樹氏だと私は判断しました。