SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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WikiLeaksは、現代版の弥七(水戸黄門)である

WikiLeaksとは何なのか考えてみたら、水戸黄門の弥七ではないかと思った。弥七が悪代官の不正を天井裏からのぞき見る諜報活動により、黄門様は正しい裁きが出来るのであり、弥七がいないと、黄門様の印籠も役に立たないのである。
 
現代において、水戸黄門の印籠にあたるのは、インターネットによるオープン化だろう。尖閣の動画は、情報をオープンにした事で結果的に世の中が動いた。オープンにし白日の元にさらされる事で、不正行為が摘発できる。そして、これは旧来のマスメディアと違ってもみ消せない。
 
WikiLeaksをみると、いかに日本の報道機関が、市民にとって価値ある情報を伝えていないかという事が分かる。報道機関は本来のチェック機能を働かせていない。(世の中が正しく機能していないのは、その内実を正確に報道していないからとも言える)
 
いかに黄門様(有権者)に善意や権力があろうとも、そこに正確な情報を届ける弥七(WikiLeaks)のような存在がなければ、ただの権力を持った善人でしかないのだ。例え抗体にバイキンを駆除する力があっても、バイキンをバイキンであると認知できなければ、実際には駆除できず、体は死ぬのだ。
 
アサンジュ氏の言葉(WikiLeasksがどういう考え方かが分かる)引用
リンク:ウィキリークス創設者インタビュー 米フォーブス誌から

  • 「これは“腐敗のエコシステム(生態系)”と呼んでもいいかもしれない。だが、倫理にもとる行為を黙認したり、支持したりするのは、日常的 な意思決定の結果でもある。適切な監視の欠如、経営陣の優先順位や、自分たちの利益追求の手法についてどう考えているのか、それについて何を語っているの かが問題なのだ」

 

  • 「まだ調査中だ。今言えるのは、倫理にもとる行為があったことは明らかだが、まだ犯罪性があると断定するには早すぎるということだ。相当な確信が持てるまで、軽率に誰かを犯罪者呼ばわりすべきではない」

 

  • 「あなたがまっとうな会社を経営したいと考えているとしよう。倫理的な職場というのは良いものだ。従業員に他の人々を欺くようなことをさせ なければ、あなたが従業員に欺かれる大幅に可能性は低くなる。ところがある会社がメラミンを使って粉ミルクの品質を落とし、利益を増やしたとする。あなた もそれに倣わなければ、徐々に会社は傾き、品質を落としたメーカーに圧倒されるようになる。それは起こりうる最悪の結果だ」
  • 「別のシナリオとして、最初に粉ミルクの品質を落としたメーカーの行為が暴露されたとしよう。そうすればあなたが同じことをする必要はなくなる。規制強化の脅威によって、企業は自己規制をするようになる」

  • 「不誠実な企業が誠実な企業よりも内部告発によってマイナスの影響を受けるということは、誠実なCEOが誠実な会社を経営しやすくなること に他ならない。それが我々の基本的な考え方だ。オープンで誠実な企業と、閉鎖的で不誠実な会社とのせめぎあいの中で、我々は後者に対して社会的評価の面で とほうもない負荷をかけようとしている」