SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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優しさが人の能力を引き出す

1.優しさが人の能力を引き出す(その人の心にフィットした励まし)

  • 私は時々、人の能力を引き出す事がある。あまりにも上手く引き出せて、こちらが逆に驚く事がある。しかし、私は、人の能力を引き出そうという意思はなかった。後で考えてみて、あれは、良かったと思う事が多い。ただ、その人が元気でいて欲しいとか、頑張って欲しいとか、チャンスを掴んで欲しいとか、そういう優しい心が人の能力を引き出すきっかけになるようだ。

 
2.その人を熟知している事(その人の能力にフィットした提案)

  • もう一つは、その人そのものを熟知している事、熟知しているから「これは君には出来るはずだ」とか「君ならば、あるいは…」とか、そういう風に能力を把握しているから、可能性を提示できる。

 
3.リアルな可能性を提示する事(世の中とフィットした提案)

  • 単に期待するのみならず、世の中の流れを読み取って、チャンスとなりそうな可能性も言っていたりする。そして、それを「君なら出来そうだぞ」と教えていたりする。「これは面白そうだから、やってみると面白いかも」みたいな事を喋っていたりする。

 
これを私は無意識の内に行っている事が多い。だから、他人の能力を引きだしたという自覚はない。ただ、後で考えてみて、あれがいいアドバイスになっていたんだと思う事がある。私がなぜそういう考え方をするようになったのか?それは、私には極めて強力な反面教師がいたからである。私が頑張って苦労しても、優しい言葉をかけるのではなく、結果のみで冷徹に批判する義姉がいた。また、彼女は人のチャンスを嫉むようないい方ばかりをした。例えば、「どうせ、あんたなんかには、そんなことできないわよ」とか、そういう冷たい言葉。私は彼女のようにはなりたくなかったし、反感も持っていた。だから、私は、彼女の反対に、元気がなかったら励ますし、出来そうにないと悩む人がいたら、単にそれを出来るといういい方をするのではなく、その人に合った提案とセットで人を励まし元気づける。又は、その人の長所をクローズアップして、それに合った自分の提案とミックスして、出来るといって励ます。私の提案はファンタジーではない。なぜなら、提案がファンタジーだと逆に落ち込んでしまうから、そういう事を言うのは余計、可哀想。可哀想だから言わない。かといって、本人に自惚れや怠け心があると察するや突然冷たい言葉で厳しく文句を言う。
 
大体、こういう事が出来ている時に私は他人の能力を引き出せている。それは以下のようなものである。
 
 1.まず、元気づける事(心にフィットせよ)
 2.長所を褒める(能力にフィットせよ)
 3.長所に応じた可能性を提案する(社会とフィットせよ)
 4.怠け心や自惚れは厳しく批判(現実とフィットせよ)
 
この全ての中心にあるのは「優しさ」であり、基本的にこの4つの事は、優しさから自然に生まれるものなのである。元気づける事は、「元気づけたい」という優しさから生まれるものだし、長所を褒めるのは、「己の才能に気づいて欲しい」という優しさから来るものだし、可能性を提示するのは、「チャンスを掴んで欲しい」という優しさから生じるものだし、怠けたり、自惚れを律するのは、そういうマイナスの心に支配されて「チャンスを逃さないでほしい」という優しさから来るものであり、一歩間違える優しさの押し売りみたいなものだが、これが上手く行くと、能力を引き出す事になる。だから、人の能力を引き出そうとするならば、私は「優しくあれ!」と提案する。そういう発想が自ずと、その才能を引き出す事に繋がるからだ。ただし、真の優しさでなければいけない。本物であってこそ意味があるし、他人の心に届く事は最後に注意しておく。