SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

龍馬伝 最終回を見て思った事

龍馬の死後、権力闘争ばかりをして腐敗していく明治政府に対する不満が出てくるのだが、それは今も昔も変わらないと思った。つまり、話し合いで問題を解決するのではなく、権力という力に頼って自分の意思を通すのだと考えると、一つ見えてくるものがある。それは、龍馬のようにコミュニケーションで問題を解決するという人材の乏しさだ。
 
対話によって解決する。ビジョンに基づいて、大風呂敷を広げ、それを皆に納得させられる一流のコミュニケーションが出来る人材がおらんから、権力を欲する。権力を使って他人を黙らせて、自分の言い分を通す。その為には、権力闘争が必要になる。つまり、対話で解決できないものだから、権力が必要で、その為に権力闘争にあけくれ、ビジョンは二の次という事になる。それが日本の不幸だとするならば、それを幸せにするためには一流のコミュニケーションが出来る人材を増やさなければいけない。
 
池上彰さんやサンデル教授のような一流のコミュニケーションができる人間であれば、別に権力など必要ない。自分の分かりやすい説明だけで、人を納得させる事が出来る。それで人を動かせる。つまり、こういう一流のコミュニケーションの出来る人は権力闘争を一生懸命やらなくても良い。日本人は口下手だから、権力を欲するのだ。そして、それがこの国の不幸なのだと龍馬を見て思った。