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Chrome OSについて

Googleが独自OS開発 Netbook向けに「Chrome OS」提供へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/08/news037.html
 
GoogleChrome OSというネットブックに照準を合わせたOSを発表した。ライセンス料は無料、つまり、Androidと同じく無料OSだ。2010年の後半に搭載PCが出てくる予定だと言う。(あと1年後)
 
最近、表計算Google Spreadsheetに切り替えたので、確かに現実味のある選択肢だと思った。ブクブクに太ったWindowsよりもマシかもしれない。過去において、マイクロソフトのライバルが負けたのは、ウィンドウズのスケールメリットを凌駕できなかったからだが、Chrome OSはウェブ標準に準拠していれば、どのOSの上でも動くソフトウェアプラットフォームなのでWindowsよりもスケールメリットは大きい。ある意味、OpenPlatformと言えるのではないだろうか?Javaの理想を具現化した様なOSだ。
 
ただ、Windows 7がある程度出来がいいので、あらゆるソフトが動くという選択肢があるWindowsは強いと言える。だが一般的なウェブとメールが主体のユーザーにとっては今までよりも安くPCが購入でき、無料で使えるソフトもそろっている事から、選択肢の一つとして有望と言えるだろう。ソフトもAppStoreのようなビジネスモデルを用意して来るだろうから、デベロッパーもある程度つくだろう。もっと言えば、全てのプラットフォームの上で動くアプリケーションが開発でき、決済システムも揃っていて、ほぼ無料に近い環境で開発できるというのは、開発者にとっては理想的と言えるだろう。
 
マイクロソフトの有料ビジネスモデルがGoogleの無料ビジネスモデルに、どう戦いを挑むのか見物だ。MacOS は独自の道を歩んでいるので、考えられる現時点での影響は、Windows対応ソフトが減ってChromeベースになれば、より沢山のソフトがMacの上でも動くと言ったところだろうか?
 
Googleのサービスはサーバがいかれると駄目になるが、オフラインでも動く仕組みを採用してくるので、基本的にその心配はない。ChromeOSで面白いと思うのは、多分、Windowsよりも遥かに必要な容量が少ない事だ。この事は、低価格なフラッシュメモリで駆動できるPCの登場を意味する。低消費電力なので、軽くて手軽であり、タッチパネルを搭載したものが出てくるだろう。多分、この状況になるとiPod Touchやタッチパネル型の噂されているハードと競合してくるものと見られる。既にこのような戦いを見越したかの様にAppleはSnowLeopardでシステム全体をシェイプアップしたようだ。
 
ここで電子書籍が思い浮かぶ、というのは、軽くて手軽なタッチパネル式のPCとは、まるで本の様に軽くて手軽に使える様にイメージされるからだ。もしかしたら、このChromeOSがペーパーレス社会の先兵として君臨するかもしれないという予感すらある。2010年後半から始めて2年後にフィールドシーケンシャル液晶を搭載した高解像度のタッチパネル式のPCが店頭で売られているとき、そこには、本格的な描画性能を持った電子ブックがあるだろう。