SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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奇麗事が好きな人の特徴

奇麗事が大好きな人というのは、自己満足と善意を履き違えている。自己満足と善意の違いは、自己満足が自分の為にするのに対して、善意が他人の為にする事である点である。
 
時たま自分の為にしている事を他人の為にしていると勘違いする人がいるが、そういう人の発想の特徴は自己と他者の混同である。つまり、自分にとっていい事が、他人にもいい筈だと思ってしまう事で、他人のニーズを履き違えるのである。あるいは、自分の経験を一方的に他人に当てはめて対応する人である。
 
キーワードは「違い」である。自己と他者の違い、自分の経験と現実の違い、これらを区別できない人が奇麗事を実践し、自己満足に浸る人なのである。自己と他者の違いや、過去と現在の違いに対する感受性が乏しいのは、己が正しいと過信するからである。過信は人を盲目にする。また、他人を黙らせられる権力も、これに拍車をかける。だから、老害というのがある。大抵、老人になると権力が手に入り、また、経験も豊富なので、経験という過去を現在に安易に当てはめてしまいやすい。
 
問題が起きた時に自己の行動に疑いを抱ける人は、こういう過ちを犯しにくい。しかし、自分が正しくて、他人が間違っていると考えがちな人は、なかなか自分の過ちに気づけない。もっと言えば、他人を安易に黙らせてしまう人は特にそうだ。安易に他人に忍耐を要求する様な、他人の痛みに対する感受性のない人も問題認識ができない。
 
駄目な人(老害を起こしやすい人)
・他人を安易に黙らせる
・問題が起きた時、自分よりも他人の責任だと思いがちな人
・他人に安易に忍耐を求める。
 
三つの条件に当てはまる人は、偽善者になりやすい。まず、人を黙らせる事で情報が入ってこない、責任を他人になすり付けるから反省しない、他人の不平不満を他人の忍耐力の足りないとして、効率の悪さや無駄を省かないなど、問題解決そのものをしない。
・人の話を聞かない(自己の問題点気づく為の情報を受け入れない)
・反省しない(自己の問題点を認識しない)
・問題を解決しない(問題の存在を認知しない)
 
情報、判断、行動、そのいずれもが出来ていないので、害をなすのだ。特徴は全部、「他人のせい」他人が言うからいけないとか、他人に責任があるとか、他人が行動しないからいけないとか、そういう亊。全て、他人のせいにして、自分を守る事に専念する自己防衛的発想の持ち主。保身の為に状況判断し行動する為に必要な感性を放棄してしまった人と言うべきだろう。外部への感性が閉じているので、自己と他者の混同、現在と過去の混同を起こしやすい。それ故の過ちを犯す。
 
そういう人間になってはいけないと自分に言い聞かせて生きる様にしている。「馬鹿」という愚か者にならない為に。