SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

戦略合理性を伴った環境対策「Green Japan 2030」

長期的かつ、総合的な環境対策「Green Japan 2030」

  • 温暖化による被害を最少に留めつつ、高齢化による経済状態の悪化も想定に入れた総合戦略。
  • 洪水や地震への対応も環境を破壊しないレベルの資源消費量で達成し、20世紀的なハードウェアによる進歩発展ではなく、仮想都市など、バイオとソフトウェアで進歩と安全を保障する豊かな社会を実現する戦略構想。これが21世紀の標準モデルとなる。

災害対応能力:○
洪水
・水田治水(貯水量は、全国の治水ダムの規模に匹敵する)
・温暖化防止に効果のある高い目標設定(2050年70%削減→2030年90%削減)
地震
0.地震を防ぐ(CCS・メタンハイドレート掘削は行なわない)

  • 地震国日本で地層をいじる行為は地震を引き起こすリスクがある。

1.倒壊を防ぐ

  • ・屋根を軽くする
  • ・耐震補強(新しい建物を造るよりもリフォームの方が資源消費量が一桁少ない)
    • ・人口減少・電子都市化により、新築需要は抑えられ、中古建物が余る時代へ
    • ・資源価格の高騰により、新規の建物よりも余った建築物のリフォームが安くて環境に優しい

2.火災を防ぐ

  • ・火を使わない
    • ・たばこ → 代替たばこ
    • ・ガステーブル → 電磁調理器
    • ・灯油ストーブ → エアコン

 
環境合理性:○
1.資源使用量を減らす
・石油を減らす(石油を60%削減)

  • 電気自動車+軽量化+太陽電池:(石油を35%削減)
  • ・太陽熱+ヒートポンプ+ペアガラス(石油を12%削減)
  • ・保温浴槽+節水シャワー+電磁調理器(石油を1.5%削減)
  • ・人口減少(石油を11%削減 2030年)

・石炭を減らす(石炭を26%削減)

  • ・鉄のハイテン化:石炭を5%削減(強度を上げて使用量を減らす)
  • ・電子都市:石炭を7%削減(鉄骨需要を大幅削減:物理都市から脱却)
  • 電子ペーパー:石炭を2.9%削減(情報伝達に使う紙を全て電子化:紙の90%)
  • ・人口減少:石炭を11%削減

天然ガスを減らす天然ガスを6.4%削減:天然ガスは発電用が71%消費している)

  • ・保温浴槽+太陽熱・節水シャワー・電磁調理器(天然ガス6.4%削減)

・電気を減らす(電気を49%削減)

  • ・LED(250lm/w:+調光:電気の18%削減)
  • ・人口減少(電気を11%削減:1100億kwh削減)
  • ・電子都市(電気を20%削減:2000億kwh削減:物理都市の規模を半減する)
    • Blue Mars(最新のVirtual World)5:48 YouTube(画面クリック)で高画質

 
2.代替資源・エネルギーの開発
・石油を代替する

  • ・藻類(日本の海の浅瀬:166万ha) → バイオポリマー
  • ・藻類(日本海の浅瀬 :100万ha) → バイオディーゼル

・石炭を代替する

  • ・藻類 → バイオディーゼル/ポリマー精製時の消化液をメタン発酵して製鉄用燃料
  • ・RPF(廃棄ポリマー/廃棄BNFも含む)→ 製鉄用燃料
  • ・藻類 → バイオポリマー+竹繊維 → BNF(鉄の代替素材)

・ガスを代替する

  • ・太陽熱 → ヒートポンプ or ガス給湯器

・電気を作る

  • 太陽電池(家庭 11%:2030年 2600万世帯-1100億kwh)
  • 太陽電池(業務 16%:2030年 休耕田:4万ha-1600億kwh)
  • 風力発電(電気 7% :2030年 風が強くて住居から遠い場所 700億kwh)

・バイオ資源を作る

経済合理性:○
1.新たな産業で雇用を増やす。(古い産業 → 新しい産業)

  • 太陽光発電パネル 生産・設置工事(年間平均130万世帯 2010-2030年までの間)
  • 風力発電所 生産・建設工事
  • ・ペアガラス 生産・設置工事(年間平均200万世帯 2010-2030年までの間)

2.高齢化への対処(国際競争力減退は避けられない → 外貨を必要としない内需主導経済へ移行)

  • ・食料自給(休耕田・スピルリナ(飼料用藻類:成長が早い)・家畜の糞尿から肥料を作る)
  • ・資源自給(省資源・バイオ資源・リサイクル)
  • ・エネルギー自給(省エネ・自然エネルギー・電子都市)

 
エコグラフ 1.4 この環境対策をグラフにしたもの(クリックすると拡大します)

基本的に古い人間(20世紀的な発想の人)には理解し難いプランなので、今すぐには評価されない。大体、こういうプランを提示した時に必ず、実績はと聞かれるが、私はこう答えよう。研究中であるものや既に実用化されているものもある中身のあるものであって空想の世界のモノではないと言おう。懐疑的になるのならば、ずっとそこで立ち止まって何もしなければいいのだ。そして破滅を待てば良い。よく懐疑的になる奴に限って代案を用意しないで批判だけする言いっぱなしの奴、そういうのはただの皮肉屋に過ぎない。特にハードウェアがないと人類が豊かになれないという思い込みの強い旧世代には理解し難いプランだろうし、既存の既得権益を大幅に削り落とすプランを不可能だという人もいるだろう。だが、そうしなければ破滅に向かうしかないのだ。都市は水没し、洪水や干ばつなどの異常気象で食料生産が困難となり、エネルギーや食料の奪い合いで戦争が起こる。高齢化の進展で国際競争に敗北し、円が急落、貿易赤字で首が回らなくなり、資源や食料を調達できなくなった日本を考えてみたら、皮肉など言っている暇がないと思うのが正常な感覚だと思う。中国の人口は13億人、日本の約10倍、天才が10000人に1人いたら、日本は1.28万人、中国は13万人、1:10では人材の層と幅で勝ち目がない。今までは国が貧しく教育が良くなくて、人材を生かせなかった中国も、経済発展が伴うにつれて、そういう事がなくなり、生産力と頭脳が融合した時、日本はとても勝てない。だから負けても大丈夫にする為には自給自足できる社会体制への移行を急ピッチで行なう必要がある。ネズミ(日本)が猫(中国)の前で、助かるかどうか悩んで立ち止まっていたら死んでしまう。元気な内に、さっさと素早く逃げる亊(自給自足体制への移行)がネズミ(弱者)が生き残る術なのだ。一番悲惨なのが、弱者(ネズミ)が自分を強者(猫)だと勘違いして、強者(猫)に叩き潰される事だ。第二次世界大戦の時の日本の様に。
 
高齢化→自給自足
温暖化→自然エネルギー、バイオ資源、省エネ、省資源
地震 →耐震リフォーム、屋根を軽くする(資源使用量を抑えて耐震化)
経済 →内需主導経済(外需依存経済からの脱却 20年が必要)
 
現実的というのは、自分のおかれた立場を冷徹に判断し、その中で実利的である事だ。そこに一切の甘さを捨てること。それが出来なかったばかりに、日本はアメリカにケンカを売って、原爆を落とされ、空襲で首都を焼け野原にされ、負けた。この歴史の教訓を元に考えるとするならば、物事を甘く捉えず、脅威の全てに柔軟に適応できる戦略が必要だ。それがなければ、資源も食料もないこの国は破滅するしかない。(そういう厳しい現実を直視する事を「現実的」という)幸いな事に、技術を巧く使えば自然が十分な恵みを与えてくれる。だから、絶望する事はない。このGreen Japan 2030の提案は、そういう厳しい現実であるけれども生き残る術はあるという提案です。既にアメリカは、これと似たようなプランで動いています。なぜなら、このプランが、最も合理的だと彼らも分かっているからです。しかし、日本では、それよりも遥かに遅れたコンセプトで環境対策が進んでいます。この文章は、そういう現実に対して異を唱える為に書きました。
 
日本の環境政策は、あらゆる意味で、古くて、危険で、無能です。その原因は、縦割り行政による戦略性を欠いた戦術レベルの対策、利権主導型の国民無視の政策によるところが大きいのです。行政を戦略的組織にする為には、日本にもCIAのような国家戦略を策定する専門の省が必要です。そして、官僚の言いなりにならない政権が必要です。その為には、政権交代によって国民が政治の主導権を握る事が必要なのです。
 
日本を救う為には、企業の為でもない、役人の為でもない、国民による国民の為の政府が必要なのです。今日本は時代の岐路に立たされています。過去の歴史に学び、あらゆる脅威に対して、建設的な対応をする為には、不可能だと皮肉を言うのではなく、どうしたらこの国を救えるのか、一人一人が考える事なのです。それが出来れば、この国の未来は明るいでしょう。この提案は、その未来への切符なのです。