SKY NOTE

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CEATECで超解像とメガネを使う3Dをみてきた。

1.超解像の特徴

東芝超解像のデモを見た時、プロトタイプだと感じた。最初だから仕方がないが、率直に言ってまだまだアルゴリズムがつめられる内容といった所だ。

情報量の多い映像は、見た目1.5倍程度解像度が上がる、画像がシャッキリするが、情報量の少ない映像、とくにベタの多いのっぺりした部分では解像度が上がらない。解像度の上がる部分と上がらない部分がちぐはぐでバランスが悪い。

古い日本の家の前を赤い車が走るデモを見たが、木造の建物が解像度が上がるのに対し、その前を通る赤い車はボケボケで、う〜んと黙ってしまう様な内容だった。東芝がこのデモを見せたのは、この技術の特徴を説明するつもりだったかもしれない。私が見たのは、東芝の完成品のブースではなく、部品のブースだったから。

ドコモが提携会社の超解像を展示していた。この会社のものは、情報量の多い映像を使っていたが、東芝の奴よりは出来がいい印象を受けた。かなりバランスよく解像度が上がっていた。元のソースの画質の差かもしれないが、見れるバランスで表示されていた。ただ、丸いテーブルの淵にジャギーが残ってしまっていたのが残念だったがおおむね高品位な映像という印象を受けた。普通のテレビがハイビジョンぽい映像に変わる。

AMD超解像
AMDのものは、超解像とは呼ばず、アップコンバートと呼んでいた。お菓子の映像がおいしそうに解像度アップしていた。解像度があがり、立体感が向上している。映像的には、ハイビジョンもどきだが、十分見れる映像に変わる。元々の情報量が少ないから、解像度の上がり方には限度があるが、補正処理を巧く組み合わせれば、もっと綺麗に見える様になると感じた。AMDのものはGPUで動かすソフトというのがポイントだ。そういう意味で、超解像は、どっちかというと、パソコン向きの機能かもしれない。(ソフトだから簡単に導入できるし、高解像度なディスプレイもつながっているしね)

最も期待していたNEC超解像は探してみたが、展示されていないようだった。

ソニーは、色やコントラストを引き出す回路で画質向上していたが、アップコンバートは、ソニーは昔からやっていたのに、展示していなかった。ソニーがやったら、最高の超解像が作れると思うのだが残念だ。超解像で解像度を引き出し、コントラストと色を向上させれば、かなり綺麗な映像に変わると思う。昔のハンディカムでとった子供の映像が、高画質なハイビジョン映像に変わるのは、感動的だと思うのだが...(もしかしたら、アップコンバートもしているかもしれないが、説明員に知識がなかったので確認できなかった)

2.3D (メガネを使う奴)

Panasonicの奴を見た。完成品ブースは並ばなければいけないので部品ブースで展示されているものを見た。メガネをかけると、手術の様子が見える。丸いディスプレイで、きちんと立体に見える。なんだか魔法の鏡を見ている感じだった。丸いディスプレイの奥に立体的な手術の映像が出てくる。ちょっと気持ち悪かったが、確かに奥行き感がありリアルだった。