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4Kディスプレイについて考えてみた 2014.1.7

4Kディスプレイについて考えてみた。

4Kの画質

  • まず、4Kディスプレイだが、NHKの研究所で8Kと較べても、私の近視の視力では、その違いがわからないので、目が悪い人にとって4Kが最大解像度となる。この解像度は、出版物のレベルの画質が動画として動くような品質、フルHDで足りなかかった情報量が、4Kになるとリアルに表現される。人間の目は、この倍の解像度が認識できるようだが、これ以上の画質は特に必要ないと感じる。むしろ、立体映像に切り替えてほしいと思う。4Kは、超解像度技術の本領が発揮される解像度で、去年のCEATECPanasonicの2Kを4Kに引き伸ばした映像では、解像感がある立体的な映像だった。ちなみに4Kだとドットが見えなくなるため、アンチエイリアス処理が必要なくなるので、CGの処理は、それほど重くならないようだ。それよりも、レンダリングの品質が重要になってくる。

3Dは、2Kを超解像度にするしかない。ケーブル規格が未対応なため

  • 4Kコンテンツのない当面は、超解像度処理が効く。ある意味、フルHDの3D映像を超解像度処理して、解像感と視差で立体映像を作って欲しい。なぜかというと、現行最新規格 HDMI2.0では4Kの3Dはサポートしていないからだ。4K 60Hz止まりなのである。そうなると、新しいケーブル規格まで、2Kの3D映像を超解像度処理で引き伸ばして4K 3Dにするしかないのである。これによって、よりリアルな映像表現が可能なはずだ。

4Kになったらフレーム補間も欲しい

  • 映像の品質が高くなると、モーションも良くなってほしいと感じる。30フレームと60フレームとでは、動きの滑らかさが違う。汽車が近づいてくる映像を見ても.30フレームでは、ただ汽車がやってくると感じるだけだが、60フレームだと汽車の動きに慣性力が感じられ、重みがあるように見える。やはり、映像が綺麗になったら、モーションもキレイにしたいところである。容量が大きい4K映像は30fsのコンテンツも多いだろうから、60fsに変換することでより、リアル感が増す。これもCEATEC 2013のパナソニックのブースで見てきたが、横方向のスクロールが滑らかに補完されていた。既にできている状況にある。
  • 解像度、色、3D、モーション、全てにハイクオリティを追求した映像が見てみたい。恐らく、近視の私から見れば、それ以上の高画質はもうないはずである。つまり、ディスプレイの性能が目に追い付いてきたといえる。4Kとは、そこにかなり近くなっている。対応するコンテンツが少ない現状では、補完処理の出来が実質的な4K画質を左右すると思う。次に来るのは、ヘッドマウントディスプレイによる。全方向表示と、首の動きに合わせて画面が動くことで、まるでその空間にいるようなものが次に来るんだと思う。4Kは、現行のディスプレイ型では、最終形に近いんではないかと思う。

4Kの利便性

  • 4Kの高解像度は、閲覧性を強化してくれる。それは、今までのモニタが A4雑誌(見開き:A3)だとすると、4Kは、新聞を広げた紙面(A1)ほどの情報量がある。これにより、地図や番組表など、情報量が多く、同時閲覧性を必要とする情報には、4Kは威力を発揮する。そういう意味では、4Kは大画面の方がいいだろう。小さな画面では、字が小さくなりすぎて、閲覧性の高さが発揮できないだろうから。だから、4Kのモニタは、28インチ以上は欲しいと思う。

4Kに合わせたGUIが必要になってくる。

  • 現在のGUIは、低解像度なディスプレイに合わせて設計されている。それは、昔は、画面の中にA4の見開きのような面積しかなかったのだが、4Kになると、机全体を表現できるほどの情報量があるので、そこからすると、複数のウィンドウを同時に表示することになり、当然、画面上部にあるメニューバーなどを操作する時、マウスの移動が面倒になってくる。だから、アプリケーションの操作パネルがウィンドウと融合する形態になっていくのではないかと思う。それは、現在のように見にくい形ではなく、必要なときに表示されるものであったり、ペン立てのように画面の中にメニューバーと同等のものがあるか、右長押しクリックでメニューバーを開く操作が増えると思う。あるいは、音声入力などで命令することも増えてくると思う。また、解像度が高くなっていくと、複数のウィンドウを開いていても視認性が落ちないため、ディスプレイがワイド化する可能性もある。