SKY NOTE

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政権交代とは何か?

政権交代とは、政治に競争原理をもたらす事である。つまり、メーカーで言えば、ライバルメーカーの存在が、価格競争や品質競争をもたらすように、政権交代は政治に競争をもたらす。今までの政権(官僚政治)が国民を無視できたのも、そもそも競争がないので、やりたい放題やっても大丈夫だった。総裁選というコップの中での争いをしていればよかった。

所詮はコップの中の争いの次元でしかないので、問題が起これば、それに対処しているかの様な茶番をしていればよかったワケだ。だから、彼らは根本的な所には手を出さない、いつも何らかの形でスケールダウンした法律を用意してお茶を濁す。それがコップの中での争い。でも、これが全く利害関係の違う人間との対立だと、そういう小さなスケールの戦いでは済まなくなる。これが政権交代の意味だ。要するに問題対応におけるスケールが全然違ってくる。

会社で言えば、社長の座をめぐって内部抗争だけをしていたのが、ライバル会社との競争に土俵が移ってお客様本意の競争が繰り広げられる。お客様は国民であり、社長の座は総理大臣、販売シェアは政権と言った所だろうか。

今までは販売シェアは、一社が独占していて、値段(税金)が高くて品質が悪くても、お客様は我慢しなければいけなかった。これが今までの政治、政権交代とは、ここにライバルを設定する事で、値段が高かったら低い方へ、品質が悪かったら良い方へ、お客さんが選ぶという事だ。この関係は、昔の電電公社と今のNTTと似ている。民営化し、競争にさらされたら、電話料金が安くなって便利になった。これと同じ事を政治にもたらすのが政権交代の意味なのだ。

最近の数十年間において、日本の政治に本当の競争がなかったこと自体、おかしな事だったのだ。もし、今度の選挙で政権交代ができれば、日本は久しぶりに普通の民主主義国家になる。競争のある政治って大事なのだ。(細川政権は短命だったので本格的な政権交代とはみなさない)

政権交代とは、安いスーパーで食料品を買うのと同じ事だ。お店が一つしかなかったら、高くてもそこで買うしかない。でも二つ以上あったら、比べる事が出来るから、安い店が選べる。選ばれる店が繁盛するから、お客様本意のサービスになる。だから、国民本意の政治にしたかったら、政権交代が必要な訳だ。

国民が自ら政権を選ぶと宣言し、政治家同士を競争させる事。それが政権交代。その競争こそが国民本意の政治への近道なのだ。