SKY NOTE

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民主主義をレイプする4法案

民主主義をレイプする法案が続々と提出されている
準児童ポルノ
・ダウンロード違法化法案
ネット規制
個人情報保護法案(可決済み)

個人情報保護法案などは、もう実行されているじゃないの?別に何も問題がないのではと思う人がいるかもしれない。しかし、問題は、この四つの法律を組み合わせると治安維持法並みに強力な情報統制が可能になる権限を公権力に与えてしまうという点にある。

言ってみれば、準児童ポルノをはじめとするこれらの法案は、民主主義をレイプし、治安維持法という子供を妊娠していると言う方が正確なのかもしれない。

問題は、これらの規制法案に共通する罰則規定が、極めて曖昧な裁量性になっている事である。つまり、公権力が如何様にでも解釈が出来、しかも、それを罰する権利を与えている点だ。

あらゆるネット上の情報流通を規制できる法律がこれほど揃ってしまうと、情報の流通を極端に抑え込んでしまう。なぜならば罰則規定が曖昧だから、本来規制するべきではないものまで規制対象になるという事だ。公権力が規制していなくても、基準が曖昧故にそういう事になる。だから、曖昧な罰則規定は極めて強権的で、社会の情報流通を極端に規制してしまう。

つまり、これからのネット社会の発展を大きく阻害する法律をこれほどまでに揃えてしまうところにこの国のネットに対する理解度の低さがある。ネットの規制は出来ないし、やったところで、やぶ蛇になるだけだ。合法の外に多くの人を閉め出す事で余計に酷くなるだろうし、それに強権的な法律は悪人が利用しやすい。裏口を用意する彼らの裏市場のプライオリティを規制が高くするから。

多分、政治家達は、規制対象を簡単に設定できる様にする事で、変化するネットコミュニティを統制しようとしているのだと思う。しかし、これは副作用の方が実際の効果よりも遥かに大きく社会にとってはデメリットになりやすい法律だ。公権力の善意に頼った法律は、逆に言えば、公権力次第でどうにでもなるという法律でもある。

あまりに大きな権力は人を増長させ腐敗を招く、故に、こういう強権的な法律を実行すると、警察がヤクザ同然に変わっていく、人は権力を与えられて甘やかされると、増長してしまう弱い生き物だ。その弱さを理解している私は、こういう法律がいかに危険で厄介なものであるかを身にしみて知っている。

だから、この4法案の全てに反対する。善人を腐敗させて悪人に変えない為に反対するのだ。