SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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OpenIDなど本人確認がうまくできれば未成年の問題を解決できる

ネット規制法の目的は、主に出会い系サイトなどの性犯罪を防止するのが目的だと思う。だが、ネット規制法を作らなくても、未成年にOpenIDなどの共有IDで、セキュリティランクを作ればいいのではないかと思う。例えば、大人向けのサイトは、今は認証をキーボードとマウスだけで済ませられるが、これをセキュリティレベルの高いクラスのものは、指紋認証を要求するとか、そういうサービスがあれば、未成年者お断りというサイトは、そういうセキュリティレベルにすれば、未成年者が入れなくなる訳でそれでいいのだと思う。わざわざ、法律を作る必要はないと思う。指紋認証ソフトがなくても、最近の携帯には写真撮影機能がついているから、この機能を利用して、顔写真をとって、最近、タバコの自動販売機で使っているソフトを使って顔から大人であるかどうか判定すればいい。そうすれば、別に法律を作らなくていいと思うんだよね。

法律を作るデメリットは、公権力が市民の情報流通に介入する口実を与えてしまう事と、運用上、実質的に検閲体制を作ってしまうこと。恐らく警察ではそういう事を言わないだろうが、実質的に検閲をしなければこの法律が正しく機能しているかチェックできないと思う。

有害な情報の選別が難しく実効性がない割に法律から生じる機会損失の方が大きいと見られる事。

また、それ以上に技術的に解決が可能で、法律で解決する必要がない事、ID登録されたコミュニティではログが残るので、犯罪行為をすればすぐに見つかっちゃうと思う。しかも、本人確認が指紋とか顔写真とかで認証される様になれば尚更である。そういうコミュニティで犯罪行為をしたらすぐに足がついちゃう。今はID登録はキーボードで十分だけど、これが顔写真とか、指紋とか加えれば、本人確認に使えるし、ランク別に整理すればセキュアなサイトとそうでないサイトを分ける事も出来る。法律を作るよりもその方が実効性があるし、建設的。要するに匿名性が犯罪を犯した場合なくなってしまうコミュニティでは犯罪をしにくくなるから安全という訳。そういうセキュティ管理のされていない安全でないサイトを選ぶのは自己責任という事になる。

被害届を出せば、すぐにIDから本人が割り出せて、ログからあらゆる情報が入手できるので、普通の捜査よりも遥かに楽に犯人を割り出せると思う。犯人と見られるIDから本人を割り出すのは雑作もないこと。登録に顔写真とかが必要だったら顔も割れちゃうし、偽の情報を入れていたら、そのIDを削除しちゃう。そうすればそのIDで動けない。そうなると、IDのログの寿命が短くなる。それで、信頼度の低い人はIDの所持時間が極端に短い人という事になる。そうやって絞り込まれると結構、犯罪するのが難しくなると思うんだよね。そうやって犯罪を難しくしつつ、同時に性犯罪などを抑止する為に準児童ポルノ法の様なガス抜きメディアの規制はしない事が大切だと思うんだよね。実質的に少女が巻き込まれる犯罪が減ると思う。正義とは観念的に行うものではなく現実的に行うものだ。それが出来ない者を偽善者といい、それが出来る者を正義と呼ぶ。少なくとも私はそう思う。

うがった見方をすると、権力者にとって都合のいい法律なんだよね。ネット規制法って、多分子供を守るなんて、口実に過ぎないんだと思う。だって技術的にある程度できちゃうし、他の事はまず出来ないもの。インターネット上の全ての情報をチェックして、白黒つけようなんて事は物理的に不可能だし、そんな事を無理にやったら、インターネットがとても使いにくくなって困るだろうしね。(困る→抜け道を造る→不正な方向に誘導→余計に悪い)基本的には、安全な場所、セキュアな場所を、認証技術で保証する以外にないと思う。(そういうコミュニティを増やす事で対応するしかない)

今回のネット規制法は、きな臭いなと思う。最近の政治家はレベルが低い。この程度の法案を出す時点で、民主主義を理解していない様に思えるし、今のネットの現実も把握していない様に思える。無理な事ってやっぱり無理で、できないんだよね。デメリットが大きくて無駄以外の何者でもない。現実を無視して無理な事をするわ、憲法に準拠していない法案を出してくるわ、何やってんだろ、あの人達...と思ってしまう。

参考資料:日本弁護士連合会
「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」見直しに関する意見書
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/2003_09.html