SKY NOTE

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自分の国をどうでもいいと考える若者へ

WIRED アナキズム批判 その3
http://wiredvision.jp/blog/shirata2/200802/200802201000.html

この記事を見ると、自分の国をどうでもいいと考えている学生が多いそうだ。確かに私も若い頃、シンガポールに留学したいと思った事がある。なぜなら、今の若者と同じで、日本には未来がないと思っていたからだ。しかし、本当は違うのだ。日本に未来がないのではない。未来がないと思う私達自身に未来がないのだ。
 
日本は政治も経済も硬直化していると感じるのは分かる。でもなんで硬直化しているかというと、役人や政治家に対して、有権者である私達が何も言っていないからだ。つまり、政治を変えろとハッキリと言っていない。おかしいと思うかもしれない。連日政府に不満を言っているニュースを見るのに、どうして国民が政治を変えろと言っていないなどと言うのか?
 
それは、選挙で「NO」と言っていないからである。先進国の中で数十年にわたり同じ政党が政権にとどまっている国は日本くらいのものだ。ではなぜ、今までの日本が変われなかったのか?それは、自民党という政党の限界を、この国の限界だと思ってしまった事にあると思う。つまり、長年の自民党支配により、国と自民党が混同されてしまったのである。自民党という長期政権(既得権政党)の歪みが、この国自体の歪みと解釈してしまい、何も希望を持てなくなってしまった人々が、その意思を投票に反映しない事で変化が起きない。
 
しかし、この国と自民党とは何も関係がないのである。選挙で落とせば、別の政党が政権を握り、結果として、自民党の限界を超えた政治も可能となるのである。つまりそれは、「変われる」という事である。(そういう意味では国というのは入れ物であり、政党はその中身という事になる。つまり、中身を変えてしまえば、どうとでも変えられるのである。多くの日本人はその器(国)と中身(自民党)を混同してしまったが故に、分けて考える事が出来なくて、思考の袋小路にハマり絶望して全て(投票)を放棄してしまう。しかし、その行為こそが変化を阻むものだという事に気づかないといけない)
 
変わる事が出来れば、どうでもいい国でもなくなるでしょう?だから絶望するべきではない。絶望する事自体が、絶望的な状況を生むのだから。