SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

理系と文系を分ける理由

理系と文系に分けるの古いと言われるが、実際には、この日本社会の衰退は、理系人口の減少にあると思っている。科学技術で飯を食っている国が、科学技術に無知な人間を増やした結果、技術開発競争で負けている感がある。
 
文系の企業は給料が高いが、理系の企業の技術者の給料は安い。資源のないこの国が飯を食えているのは、他国にはない優れた技術者がいてこそなのだが、外国からきちんと稼いで国内にドルを供給し、そのドルで資源やエネルギーを購入出来るのは、文系の企業ではなく、トヨタ任天堂などの理系(技術系)の企業がいるからだ。
 
外貨を稼いでもいない企業(飯を食うだけの企業)の給料が高くて、国を支えている技術者の給料が安い状態が続くと、技術者になる人間が減っていく、相対的に技術劣化が始まる。既に日本は半導体と液晶で韓国に敗北している。(インターネット上の分析リポートを見ると、量産技術において明らかに劣っていたのだという)
 
自分達の足下を切り崩す社会はいずれ衰退する。それはいつの世も変わらない。理系と文系とを私が分けるのは、自分達を支えているものを混同せずにきちんと見る為である。己のよって立つところを自覚せぬものに未来など存在しないのだから。