SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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原発の汚染水問題、地下水を利用して天然の冷却システムを作れないか

原発の汚染水問題で、冷却杭を打ち込むという案と、山側から流れてくる1000トンの地下水を見ていて思ったのだが、この地下水を活用すれば、メルトアウトした燃料を冷却することができるのではないかと思った。

つまり、山側から水が来て、それを冷却杭で堰き止め、地下ダムにする。原発のメルトアウトした燃料を中心に、そのダムを編成し、溜まった水を井戸で汲み上げ、ALPSで放射性物質を除去、300トン程度のトリチウム汚染水は、ローマン・コンクリート(高耐久コンクリート)で貯水槽で100年間封じ込める。(半減期12.3年なので100年で1/256になる)その100年の間に無害化する研究をし、対策を行える時間を稼ぐ。

大体、300トンの汚染水を1年分は10万9500トン、約11万トンである。この水槽を作るのには、縦500m、横100、深さ2.2m程度の貯水槽が年間1つ必要である。作れない規模ではない。この貯水槽を福島に作るのに3ヶ月かかるとして、その間、6万トンクラスの中型タンカー(200日部分)で貯水する。放射能除去装置ALPSも現行の500トン体制から1000トン体制に移行し、地下水から出た放射性物質を環境にもらさらない体制を整え、半年後に地下ダム冷却システムと放射能除去システムの両方を国費で実現。

これでメルトアウトした燃料を冷却できた場合、それを10年間続ければ、崩壊熱が徐々に弱まってきて、その間にロボットなどを駆使して核燃料を回収するシステムを整え、核燃料を地下で回収、恐らくコレが一番難しいだろうが、熱量が少なくなれば、不可能ではないと考えられる。

ただし、失敗すると、地下のひび割れた箇所から放射性物質を含んだ。大量の蒸気が漏れ、周辺を汚染する可能性もある諸刃の矢とも言うべき内容であるが、現状は、既にそう言う状態であるとも見えるため、あまり状況に変化はないのかもしれない。むしろ、水が中性子の拡散を減らし、臨界状態を抑止し、熱量を減らしていく過程で、蒸気そのものが減っていく可能性も考えられる。