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福島第一原発3号機から湯気 2013.7.23

2013年7月23日、9:05 福島第一原発3号機、建屋の中央付近から、湯気が断続的に出て、14:30に消えたという。

 TBS NEWS:福島第一原発3号機からまた湯気
 http://news.tbs.co.jp/20130723/newseye/tbs_newseye5390551.html

7月23日
  9:05 3号機建屋5階中央付近から湯気が断続的に出る
 14:30 湯気が収まる(5時間半の間、湯気が出続ける)

周辺部の放射線
・最大2170ミリシーベルト/時(人が吐き気を催すレベル 7000sv/h:即死)
・毎時 562ミリシーベルト/時の放射線を観測
・周辺の24か所も計測したところ、同137〜2170ミリ・シーベルト/時

原因
東電は湯気の原因を、原子炉格納容器付近に入り込んだ後、容器に残る核燃料の熱で温められた雨水の水蒸気とみている。周辺の気温は21度、湿度は約90%で、気温が低く湿度が高かったため、湯気が発生しやすい条件だったという。

 福島第一3号機からまた湯気 雨水の水蒸気か
 http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY201307230056.html

さて、この内容は、何を意味するのか、冷温停止の条件から見てみる。

冷温停止
 1.原子炉の圧力容器底部の温度が100度以下
 2.放射性物質の放出を管理、被曝(ひばく)線量を大幅に抑制

水蒸気が出ていることから100度以下ではなさそう、そして、2170msvもの高濃度の汚染物質が外部に漏れていることから、被ばく線量を抑制できているとは言いがたい。これをもって3号機は、冷温停止ではないと考えることが出来、政府は冷温停止を条件とした原発事故の収束宣言を正式に撤回するべき状況だといえる。

局所的に臨界現象が起きてるんじゃないだろうか?そうであるならば、核反応を抑止する対策が必要になっているはずであるが、周辺には高濃度の汚染物質が立ち込めており、作業員は近づけない。多分、ホウ酸の注入を考えているのではないかと思う。

原発事故から2年たっても、外部に汚染物質を垂れ流している段階で、もう東電が管理出来ていないのは、明らかなんだから、国が直接、管理する段階に入っているのではないかと感じる。対策の規模が小さすぎる。もっと予算を使って、万全の対策をしないと、もっとひどい状況になるのではないかと思う。