原発国民投票:特報!速報!東京も法定数を突破しました!!!
http://kokumintohyo.com/archives/3513
NHK:原発稼働是非署名“25万人”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120209/t10015909841000.html
通販生活:原発国民投票のCM(テレビ朝日に放送拒否されて逆に有名になったCM)
この原発住民投票は、原発の是非について、民意を示すためのものです。東京都の場合、住民投票を行うための条例案の提出には、都民の1/50の(21万6000人)の署名が必要で、原発国民投票は、その法定数を突破し、東京都において原発の是非に対して都民の意思を示す機会が生まれる見通しです。「見通し」というのは、まだ選挙管理委員会で署名が有効と確認されてからなのでそうなるのですが、無効票を見積もっても、恐らくは、法定数を突破すると見られるので、事実上、2月9日をもって、日本の民意の逆襲が始まるといっていいでしょう。既に大阪市でも同様のものが法定数が突破しており、事ここに至り、原発の是非について民意を示す良い機会です。原発再稼働を望む野田総理に、有権者として、「こうだ!」と民意を突きつけてやろうではありませんか。
早くも石原都知事が反応を示していますが、彼曰く、「そんな条例は作れるわけないし、作るつもりはない」だそうです。その民意を軽んじるその姿勢は、何様のつもりなのかと思います。(これが彼の正体です)
NHK:都知事 原発住民投票に否定的
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120210/t10015936921000.html
なぜ、彼が恐れているのか?それについて「単なる東京都の一行政区の条例案にすぎないでしょ?全国規模のものじゃないでしょ?」と思われる人もいるかも知れません。しかし、これは国政に対して大きな意味があるのです。それは、東京都や大阪市のような大きな行政区での民意は、全国の民意の縮図として解釈されるからです。最近の事例で言えば、大阪市長選挙で圧倒的多数を得て当選した橋下市長に見られるように、単なる一行政区の市長に対し、まるで国家の賓客を扱うような態度で各党が応じていたことからも分かる通り、民意とは大きいのです。これは大阪市長に対して、各政党がへりくだっているのわけではないのです。その背後にいるであろう全国規模の民意に対し、彼らはへりくだっているのです。
つまり、ここで原発の是非についての住民投票を行うという決定は、国政を動かすだけの意味を持ちます。この住民投票でもし、原発に「否」と大阪市民や東京都民の意思が示されれば、それは、全国民の意思として解釈されます。もし、それに反することをすれば、民意に対する明確な造反行為となるわけです。選挙が迫る中、これに対抗できる政治家がいるでしょうか?
日本の民主主義(国民主権)の第一歩が、ここから始まるのです。かつて月面着陸をしたルイ・アームストロングの言葉...
That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.
これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。
...にならって、こう言うとしよう。
「これは、ある行政区の小さな一歩だが、日本国民にとっては大きな飛躍である」
日本の民主主義にとって歴史的な一歩が、この2012年2月9日に示されたといえるでしょう。このニュースは、まだ、新聞の一面に記されるものではないかもしれません。(特に全国紙には)しかし、後世において、日本の歴史の教科書に記されることになるでしょう。その記される理由は「日本の民主主義の重要な一歩として」です。
素晴らしい!
近くの商店街で寒い中、署名集めをしていた人たち...私は彼らが日本の歴史を変える偉大な事をしたと思う。私も家族の分だけ署名をして送った。だが、彼らの努力に比べれば、大したことはない。彼らは正にThink differentな事をしたと思う。
Think different
この日(2月9日)をもって、原発は終わりの始まりを迎える。そして、それは、自然エネルギーによる地域分散型の時代(変革)の始まりなのだ。これは、ウランにも化石エネルギーにも依存しない新しい社会を作る一歩となるでしょう。技術的には可能なのですから、あとは合意だけなのです。
- 「脱原発派は反対ばかりをしていて対案がない」と言われる方は、私がその対案を考えておきましたので、以下のリンクへどうぞ