「さようなら原発1000万人アクション」代々木公園に12000人
http://www.labornetjp.org/news/2012/0211hokoku
2月11日、東京・渋谷区の代々木公園イベント広場で「さようなら原発1000万人アクション・全国一斉行動」があり、12000人の参加者が会場周辺を埋め尽くしたという。上記のページの写真を見ると、かなりの人がいたことがわかる。壮観だ。(自分は不覚にも、この集会のことを知らなかった)
大江健三郎さんが登壇し、2011年9月19日の6万人集会を振り返り...(引用)
2011年9月19日の6万人デモ
「原発を一掃することは、もっとも大きく根本的な人間の倫理。原発を止めるという決意を、子供たちにはっきりと言うことが希望の灯りである」と語った。
作家の澤地久枝さん(引用)
「5月には日本のすべての原発が止まる。私たちのアピールの力でこの日を迎える」
「政府は、自分で引き起こした事故すら収束できないくせに、外国に原発を売ろうとしているが、世界の人々は嫌がっている。これこそ国籍を越えた市民の意思だ」
- skymouse
- 自分で後始末もできないのに、やろうとする原発村の所業は、まるでウィルスに似ている。ウィルスは他者に寄生しないと生きられない。だから、原発村の行為は感染性のウィルスと同じだ。日本で生きられなくなったので、外国に寄生して生き残ろうとしている。この原発ウィルスは宿主(国)を最終的には殺してしまいかねない最悪のものだ。こんなものを世界に「感染」させてはいけない。他の国に迷惑だ。
福島県平和フォーラムの永山信義さん(引用)
「県はようやく廃炉の態度を明らかにしたが、巻き返しの動きには細心の注意を払うべきだ」と注意を喚起し、「死の町と表現して辞任に追い込まれた大臣がいたが、そんな現実を作った者の責任はどうなる。絆、絆と叫ばれているが、その絆をぶち壊したのはいったい誰だ」と厳しく糾弾。「美しい福島を返せ。私たちのささやかな日常を返せ」と声を荒げた。
- skymouse
- 美辞麗句で己の悪行を誤魔化す連中こそ、最も糾弾すべき相手だ。そういう奴が誰も責任を取っていない。事故直後、放射能が広がるなか、真実を伝えなかったマスコミの方がよっぽど罪深い。
- 資料:会見で東京電力側に立つ、日経新聞と読売新聞の記者
- 日経新聞と読売新聞の記者は、事故直後、放射能汚染について質問した記者の業務を妨害した。もっというと、事故の当日、勝俣会長が報道各社の重役を連れて中国へ接待旅行に出かけていたそうだ。この連中こそ糾弾されてしかるべきだ。
- 上杉隆氏、日経新聞と読売新聞の癒着体質を暴露(USTREAM動画の36分目を参照)
- http://www.ustream.tv/recorded/15152641
東京で避難生活を送る被災した増子理香さん(引用)
(事故後、母親たちのネットワーク団体で活動)
「福島県民は、はかない一艘の小舟のよう。どこに流されるかわからない」と切り出した。転校を繰り返す子どもたちに思いを寄せ、「これ以上悲しい思いをさせないでほしい。同じ過ちを繰り返さないでほしい」と声を詰まらせた。
- skymouse
- 確かに福島原発はボロボロだ。今も2号機が71度台に温度が上がっている。
- 福島第一原発2号機 再び71度台(2012.2.11)
- 自分は、過ちを正してこそ成長があると思う。それを邪魔している原子力不安院という「成長しない馬鹿」を早く一掃したいと思う。「同じ過ちを繰り返さないで欲しい」全くそのとおりだ。いつ地震が起こるかわからないのに、適当なストレステストをして安全だと言うのは馬鹿げている。ストレステストの基準は700ガル、今回ストレステストに合格した大飯原発は、1260ガル、でも、それを上回る1260ガル以上の揺れの地震がこの8年間に3回も起きている。(新潟県中越地震2004、岩手・宮城内陸地震2008、東日本大震災2011)1000年に1回じゃなくて、2.7年に1回だ。(約400倍も認識が違う)いつ原発のある土地に、そういった地震が来るかわからない状況で「過ちを繰り返すな」という主張は非常に的を射ている。正しい意見だ。
- 資料:河北新聞:焦点/最大震度・栗原/震度7、犠牲者ゼロ (ガル:加速度の単位)
- 福島第一原発 : 600ガル(設計基準:実際には460ガルで壊れた)
- ストレステスト : 700ガル(近年の地震に対し、あまりにも過小な基準)
- 阪神大震災 : 818ガル(1995年)
- 大飯原発 :1260ガル(3〜4号機 耐震性能)
- 新潟県中越地震 :2516ガル(2004年)
- 東日本大震災 :2933ガル(2011年)
- 岩手・宮城内陸地震:4022ガル(2008年:観測史上最高/世界最大)
福島で有機農法を続ける菅野正寿さん(引用)
福島産の農産物への放射性物質の移行は少ないという。しかしメディアは自分たちをまるで加害者のように描いている。それでも菅野さんは、「福島の再生を通じて、持続可能な社会の実現をめざしていく」と力を込めた。
- skymouse
- 多分、持続可能というのは、農業ではなくて、自然エネルギーを指しているのだと思う。汚染された広大な土地に太陽光や風力、汚染された樹木、除染作物を燃やしてバイオマス発電など、食物ではなく電気を作ることによって再生できるだろう。除染作物の栽培も、種まきをロボット飛行機、刈り取りはロボットコンバインなど、ロボット技術を総動員してやることになるだろう。人は、そのロボットを操縦して安全に作業をすることになるだろう。そして、来年か今年中に、現政権が倒れた後、多くの人が疎開することになると思う。
タレントの山本太郎さん(引用)
「本当にこの国を愛している人がここに集まっている」と開口一番。「いま原発は3基しか動いていない。でも電力には余裕があるんです。ウソをつかれています」。「もっとテンポアップし、もっと声を出して怒りませんか。命がかかっています。即時廃炉、それしかないでしょう」と、いつものストレートなフレーズで、会場をわかせた。
- skymouse
- 全くそのとおりだと思う。既に原発は3基しか動いていないし、即時廃炉は去年並みに節電すれば大丈夫。(それに今年はラニーニャで涼しい夏になるそうだ)
- 資料:脱原発は可能か? 統計で分析してみた ver 1.2(対案もあるよ)
- 各電力会社の発電出力と最大ピーク(日本の発電所を総動員すれば予備も含めて大丈夫)
- 山本太郎氏の言っていることは事実であり、マスコミの言っていることが嘘。
アイドルの藤波心さん(最年少)(引用)
「食べて応援しようというのは、人の命を無視した無責任なキャンペーン」。「54基の原発は、この国の繁栄の象徴などではなく、ただの時限爆弾」と鋭く核心を突く。「何も知らされない私たちが原発を支えていた。それは自然をばかにした人類のおごりであり、原発が経済をダメにしている。いつ爆発するかわからない原発と一緒に暮らすのはイヤだ」。「いまこそ豊かさとは何かを考え直す時。子供たちの未来を、日本の未来を守ってください」と訴え、参加者と共に「ふるさと」を合唱。澄んだ歌声が胸を熱くする。
- skymouse
- 確かに食べて応援しようと言っている連中は、とても無責任だ。恐らく言っているマスコミ連中は食べてなどいない、連中は、自分達の飯の種の原発マネーを正当化するための詭弁を言っているに過ぎない。連中のやっていることは、人に報いる報道ではなくて、人に仇なす悪童だ。心さんの言っていることは非常に本質をついている。
- 資料:タバコの葉、最大389ベクレル/kg汚染
- 以上の資料に、計算上、1日たった7.2ベクレルのセシウム137を摂取すると、それが蓄積していき、200日後にチェルノブイリで死亡した心臓病患者と同じセシウム濃度の心臓が出来上がります。これを長期間続けますと、心臓疾患になる恐れがあります。だから、食べて応援などとんでもないし、政府の基準1日500ベクレル/kg(2012年4月から100ベクレル/kg)は、極めて非人道的な基準と言わざるおえない。
登壇した人たちの言葉は、とても本質をついていて、素晴らしい内容だ。これが直接聞けなかったのは、とても残念。今度からイベント情報を逃さないようにしようと思い「さようなら原発1000万人アクション」のTwitterのページをフォローした。(恐らく3月11日(日曜日)にもデモの予定が入ると思うので、この時の情報は逃さずフォローしたい)
「さようなら原発1000万人アクション」(Twitter)
「さようなら原発1000万人アクション」(HomePage)
デモの様子(引用)
- 表参道にさしかかると、山本さん自身が宣伝カーからの有線マイクを握り、声を張り上げた。道行く若者たちが、そこかしこで山本さんに気づき、ささやき合っている。携帯のカメラを向け、写真を撮っている。「がんばって」と激励が飛ぶ。注目度は抜群だ。
- 「原発やめろ、今すぐとめろ、大人たち。目を覚ましてください、立ちあがってください」
- 「再稼働反対、電力は余っている。だまされません」
- 「東電解体、今すぐ解体、今すぐ補償」
- 「みんなで守れ、子供を守れ、世界を守れ」
- リズミカルなコールが、都市の喧騒なかで響いていた。
skymouse
民意は、反原発デモにある。恐らくこの民意は選挙で示されることになるだろう。なにしろ、この冬の寒い中、1万2000人も集まったのだから。その背後にある民意、推して知るべしである。