iMac 2011
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1.従来のiMacとの違い
- 1.Thunderbolt搭載
- ・将来的に高速SSDにも対応できる。(現状はまだ、対応SSDが販売されていない)
- ・Displayportでもあるので、マルチモニタ環境が作れる。(27だとトリプルも可)
- ・21インチ品:1ポート | 27インチ品:2ポート(I/OでThunderboltだけ違う)
- iMac 2011 背面端子(左:21inch 右:27inch 画像クリックで拡大)
- 2.全モデルクァッドコア(4コア)
- 3.マジックマウスかトラックパッドかを選べる。(多分 AppleStoreのみ)
- 4.FaceTime(前面カメラ)が1280×720と解像度が上がった。
- テレビ電話もHD解像度になった。
- 5.値段が下がった。
iMac | 2010 | 2011 | 価格差 |
---|---|---|---|
21.5inch 2.5GHz | 11万8800円 | →10万8800円 | -1万円 |
21.5inch 2.7GHz | 14万8800円 | →13万4800円 | -1万4000円 |
27inch 2.7GHz | 16万8800円 | →15万4800円 | -1万4000円 |
27inch 3.1GHz | 19万8800円 | →17万8800円 | -2万円 |
2.iMac2011の雑感
- オールインワンモデルであり、一台買うと、買い足すものは、殆どない仕様である。前機種との違いは、やはり価格が安くなった事といえるだろう。入力インターフェースは全部ワイヤレスで、ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスである。エネループの充電器が欲しい仕様だ。〔でも、今は高いなチョット前まで2680円で充電器と充電池4本変えたけど...〕このiMacに付け足すとすれば、USBデジタルアンプとスピーカーとバックアップ用のセカンドドライブくらいだろう。あと6月の新しいMacOS 10.7(Lion)が出るまで待ってもいいと思う。残念な事は、相変わらず、アイドル時の消費電力が大きい事、これは大半がGPUのせいなので、GPUにはパワーマネジメントをしっかりやってもらいたいと思う。省エネという点では、液晶モニタとMac miniの方が優秀だがGPUの性能がiMacよりも低い。
3.iMac2011の環境性能
iMac | 21.5inch | 27inch | Mac mini |
---|---|---|---|
電源オフ | :0.34w | 0.48w | 0.23w |
スリープ | :1.25w | 1.3w | 1.39w |
アイドル ディスプレイ off / on | :34.4w/85.9w | 42.2/143w | 9.13w |
電源効率 | :87% | 87% | 89% |
- 環境性能は、デジタル電源を採用しており、きめ細かく電源管理をしているが、アイドル時の電力消費が34.4/42.2wと大きい。これでも一般的なPCの中では少ない部類の方に入るのだが、Mac miniと比較すると、大きいと感じる。これは部品の都合上、仕方がない事なので、AppleよりもAMDが努力して欲しい部分だ。GPUのパワーマネジメントはCPUに比べて数年、遅れている。
4.iMac Spec 比較
- スペックの比較:21.5inch iMac(1番安い奴)
2010 iMac 21 | 2011 iMac 21 | 変わったところ | |
---|---|---|---|
CPU | 3.06GHz Core i3 | 2.5GHz Core i5 | 2コア→4コア |
Cache | 4MB | 6MB | キャッシュが1.5倍 |
GPU | Radeon HD 4670 | Radeon HD 6750M | 速度が1.4〜4.8倍 |
VRAM | 256MB | 512MB | VRAM2倍 |
GDDR3 | GDDR5 | GDDR3→GDDR5(詳細) |
- スペックの比較:27inch iMac(コストパフォーマンスが一番いい奴)
2010 iMac 27 | 2011 iMac 27 | 変わったところ | |
---|---|---|---|
CPU | 3.2GHz Core i3 | 2.7GHz Intel Core i5 | 2コアから4コアになった |
Cache | 4MB共有L3キャッシュ | 6MB共有L3キャッシュ | キャッシュ容量が1.5倍 |
GPU | Radeon HD 5670 | Radeon HD 6770M | SP数:400→480 |
VRAM | 512MB GDDR3メモリ | 512MB GDDR5メモリ | GDDR3→GDDR5(詳細) |
- スペックを眺めると、CPUのコア数が倍増したのが大きいと感じる。あとはGPUのメモリがGDDR3からGDDR5になった事でグラフィックメモリの転送速度が数倍になっているところが注目という感じ。安くて高性能な良心的な一体型PCと感じる。大体の一体型のPCは、液晶が視野角の狭いチープな奴を使っていたり、グラフィックチップをけちったりと、要するにスペックのバランスが悪い奴が多い、それと、安くするために新しい技術を使わなかったりする。それに対して、iMacは必要にして充分な入出力端子に、視野角の広いモニタ、ワイヤレスの入力インターフェース、Thunderboltのような新しい技術を積極的に採用しているところが評価に値する。使ってみて、その将来まで考えられた設計の上に、そんなに高くない、でも、作りがチープじゃない。という、いい意味で非常に矛盾に満ちた性能なのだ。(笑)自分だったら27インチが欲しいけど、アイドル時の消費電力がMac miniに比べて高いから買わないみたいな感じ。(自分は、環境オタクだから)これでアイドル時の消費電力が低くて3Dに対応していたら買うのに...という。無い物ねだり人間である。一体型PCは、スピーカーがダメなのでUSBデジタルアンプとスピーカーでオーディオは強化してやらないとダメだなとも想う。
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- 充電池関連/ハードディスク/Windows
- eneloopが高い中で結構安く買えるAppleの充電器(単三充電池が6本ついてくるのでお得だ)噂だと充電池がeneloopのOEMの可能性があるとの事だが、真偽は定かではない...充電していない時に電力を極力使わない設計になっているというのも特徴(噂では仕様がよく似ているという。例えば、自然放電が少ないという点とApple Battery Chargerでeneloopを充電できたという。しかし、専用電池以外の充電は危険な事なのでやめた方がいいかもしれない。OEM品だったら問題ないんだけどね)
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