SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

原発事故の教訓:「しがらみを捨て、合理を選ぶべし」

日本人は、島国根性というか、合理と自分のコミュニティのしがらみが対立したとき、しがらみを選ぶのが、美徳だと思っている傾向があると思うんですね。実際は古くさい因習でしかないんですけど、それを自分が合理を無視して損をしても自分のコミュニティに都合のいい事を選ぶのが、正しい事なんだと思っている傾向があります。でも、それは、自分にとっても他者にとっても良くない事である事をきちんと説明しなければいけないと感じます。つまり、合理性を無視すると、そこで生じた無駄や問題を引きずる事で、結果的にコミュニティの利益にもならない、むしろ損害になる可能性がある。今回の福島第一原発などの問題が正にそれで、日本社会の利益よりも東京電力というコミュニティの論理を優先した結果、原発事故が誘発され、東京電力自体も莫大な賠償負担によって、組織そのものの存続が危ぶまれる結果となってしまった。つまり、合理に対して、しがらみを選ぶ事は、美徳でも何でもなく、悪でしかないんですね。そのことをこの原発事故は痛切に日本社会に教えているような気がします。