SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

最近、「もしドラ」を見ている

もしドラ(アニメ版)がNHKで今週月〜金曜日の午後10:55から11:25分、2週に渡って10話連続でやるので、ビデオで録画している。今日はマーケティングだった。主人公が野球チーム一人一人の意見を聞いていき、何が必要か洗い出していくところが面白かった。そして、洗い出した問題を共有する際に障害となるのが、専門家と一般人のコミュニケーションだった。マネジメントでは、その翻訳をする必要があるとの事だった。その中で、専門家は理解されてこそ、能力を発揮するとあったのが印象的だった。つまり、翻訳によって互いに理解しあう事で、専門家の能力を生かすのがマネジメントという点は面白かった。分かりやすくする事で能力が発揮される...というのが面白い。
 
コミュニケーション→翻訳→専門家が理解される→専門家の力が生かされる。
 
重要なのは、コミュニケーションによってコラボレーションが成り立つ、それを担うのがマネジメントという事だった。そして、最後にドラッカーの著書を翻訳した方のコメントが面白く、人の能力はデコボコしており、それを平らに直そうというのは間違いで、その突出したところを組み合わせて力を発揮した方がいい、それが組織というものだという話には感銘を受けた。つまり、デコボコのレゴを組み合わせて一つの形にするような意見を聞いた時、アメリカのアポロ計画を思い出した。アポロ計画は正に色々な人材が月にロケットを飛ばすという計画に従事していた。マネジメントは、その仲介をする事なのだ。アメリカのように価値観が違った人材が連携しなければいけない社会では、その仲介をするマネジメントの概念が広まったのに対して、日本のように価値観が均質化した社会においては、さして広まらなかった。しかし、福島第一原発の事故の説明で、専門用語乱発の説明を思いだすと、日本にもマネジメントが必要だと感じる。つまり、的確な情報伝達をマネージメントし、それによって的確な行動を促す。日本には優れた専門家がいるが、その能力が生かされているとは言いがたい。そこからみても、翻訳作業の優劣が、日本復興の切り札になると思う。そういう意味で、「もしドラ」面白いのでオススメ!
 
NHK「もしどら」番組ホームページ
http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/
4月
 26〜30日 月〜金 PM10:55〜11:25(第1話〜第5話)
5月
 2〜6日 月〜金 PM10:55~11:25(第6話〜第10話)
2週連続10話連続放送
 
下の左から2番目の本を読んでから、もしドラをみると、よくわかるかもしれない。2chを見ると、第2話がマネジメントかどうか分からないという意見が結構多かったが、自分は、この本を読んでからなので、何がどうマネジメントなのかという事がよく分かった。野球の顧客を定義し、その定義に基づいて、選手一人一人の意見を聞いていく姿は正にマーケティングの基本であり、そのリサーチの過程で浮き上がってきた問題点を、主人公が互いの齟齬を解消する為に、選手や監督の対話を仲介していく、監督も主人公が問題点を指摘しなければ、ピッチャーがフォアボールを出してしまった理由を調べなかっただろうから、養護する姿勢は取れなかっただろう。主人公が問題点を監督に伝えたからこそ、あそこで監督がピッチャーの心理を理解でき、その結果、信頼関係が生まれ、チーム(組織)の力が生かされる形が生まれるというストーリーだったのだ。