SKY NOTE

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中国のリチウムイオン電池各社、1kwhあたり3万円台を実現

EV市場:中国の電池各社が1kWhで3万円台を実現
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20110329/190632/
 
これによると1kwhあたり、3.7万円程度であるという。これに対し、日本の電池メーカーの電池コストは10〜15万円/kwhである。これだけコストが違うと、電池も中国にやられるかと思えてくる。既にやられているのかもしれないな、このコスト差じゃ。
 
中国Thunder Sky Battery Ltd.(雷天電池)が出展した電動バス向けFe系Liイオン2次電池はもっと安く、販売価格は375ドルといわれ、約3.1万円(1ドル:82円)という。日本の電池は3〜5倍も高い。これでは、競争にならない。コスト競争で完璧に負けている。ただ、安い人件費を使って量産している事から、ある意味、人海戦術であるので量産に限界があるように感じる。
 
ただ、思うには、材料費以外のコストが異常に日本メーカーは高い事と、中国のメーカーの方がバッテリーを活用した再生可能エネルギーやLEDの導入に積極的であり、比較的、私の考え方に近く、日本のメーカーの発想が10年くらい遅れていると感じる。時代の流れに対して、日本がこうも遅れているのはマスメディアの情報が遅れている点も挙げられるが、その程度の事、エンジニアならば分かっている事であると思うので、どうして、そういう専門家でない素人の作った流れに影響されてしまうのか?そこが疑問。
 
シムドライブ社のSIM-LEIなど非常に優れたEV技術があるのに、日本国内の電池が高すぎて普及に足かせになってしまう事を考えると、日本の電池メーカーは、非常に競争力が弱く、しかも、電池の利活用の点で社会全体で発想が遅れていると感じる。そんなに弱くてトロいのに、なぜ日本の技術は世界一などと自惚れていられるのか、それが疑問。負けているじゃん大差をつけて...この調子だと、低炭素社会は中国の方が日本よりも先に行きそうな感じがする。なぜかというと、今の中国の方が発想が先進的だし、コスト競争力があるから、普及するのも早い。それに、私の計算からすると、再生可能エネルギーと、今回のニュースのような安い電池を活用したスマートグリッドと火力発電の連携で二酸化炭素を減らしながら、低炭素社会は実現可能というソロバンを弾いているので、要は、そこにどれだけ早く到達するかという事が問題なのだ。しかし、この調子だと、日本よりも中国の方が先に行きそうな感がある。考え方も実行力も、向こうの方が数段勝っている。時間が経つにつれてその差が開いていくような種類の差と感じる。