SKY NOTE

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自然エネルギーがなぜ必要か?

今こそ未来のエネルギービジョンを描こう
http://www.nikkeibp.co.jp/ecomom/column/sw/sw_039.html
 
上記のリンクの人の意見は、説得力があって良かった。自分の書いている文章だと、納得しない人も多いと思うのだが、この人の文章だったら、要点をおさえていて納得出来ると思う。そういう文章だった。では、一例を引用しよう...(今回の記事は引用ばかりなので、この記事は読まず、原文を読んでもらった方が良いかもしれない)
 

  • 「不便な生活を受け入れることができるか、それができないのに、環境や反原発だということはご都合主義だ」という議論がありますが、これは、時代遅れの議論です。
  •  なぜなら、すでに世界の環境先進国、スウェーデンデンマーク、ドイツなどでは、再生可能なエネルギー(風力、太陽光、バイオマス、水力)で、不便どころか快適な生活を過ごせることを実証しているからです。スウェーデンの再生可能なエネルギー率は、現在43.3%で、2020年に50%にすることを目指しています。

 
...引用終了
 
自分の実体験や世界の実例を短い文章にまとめ、統計に基づいて説得力のある形で説明している。ああ、こういう文章を自分が書けたら良かったのにと思える文章だった。
 
二例目引用...

  • 日本には原発の代替が全くないということはありません。

  •  太陽光は、いま人類が必要なエネルギーの1万倍のエネルギーを地球に注いでいます。その太陽エネルギーを効率よく使う技術がまだ十分に開発されていないだけなのです。そして、技術はどんどん発展しています。
  •  日本は資源がないと思われがちですが、太陽やそれ以外の再生可能なエネルギー源が豊富な国です。日本と同じ火山国のアイスランドでは、暖房はすべて地熱でまかなっています。
  •  また、海に囲まれた日本は波力発電もできます。そして、森林バイオマス。人口が多いので、下水処理場の汚泥、生ゴミなどのバイオマスでバイオガスの生産もできます。

 
...引用終了
 
的確に原発推進派の遅れた発想を否定した上で、将来の展望をきちんと説明している。確かにその通りで、統計上も、そういう事が可能である事は、分かっているのだけれど、それをきちんと説明できていない自分と比べて、なんと説明が的確な事かと思ってしまう。非常に素晴らしい説明であり、見習いたい内容であった。私だったら、数字を持ち出して説明するのだが、大抵の人は数字を持ち出しても納得しない。なぜなら、それが何の数字だかよく分からないからだ。しかし、この人の説明だと納得出来る説明になっている。数字を持ち出さなくても可能性が理解出来る内容なのだ。そして、最後の説明がいい。
 
引用...

  • ここで、必要なのは思考の転換です。
  •  まず、もう二度と今回のような体験はしたくないし、子どもや孫にも体験させたくない。そうであれば、今すぐではなくても、将来どのようなエネルギーシステムであるべきかを考えましょう。
  •  30〜50年後には、日本は原発にも化石燃料にも依存していない、100%再生可能なエネルギーシステムになるというあるべき姿を描きます。そにためには、今、日本にどのような資源があるのかを検証し、どのようなステップで、どの技術に投資をして行くべきかを決め、その技術が発展するための誘導政策を進めていけばいいのです。
  •  今すぐに、日本の全ての原発を廃止できないのは当然です。しかし、ここでビジョンがないと、今回の福島原発事故の後、世界が原発を見直し、急速に再生可能なエネルギーへの開発にシフトして邁進していこうとしている中で取り残されてしまいます。それは、経済的にも日本にとって不利になります。
  • 奇跡をもう一度
  •  私は、日本の第二次世界大戦後の復興と経済発展を「奇跡」と世界が驚いたように、奇跡をもう一度起こしてほしいと願います。
  •  今度の奇跡は、原発に頼らず持続可能なエネルギーシステムを世界で一番早く構築し、持続可能に東日本が復興、発展するという奇跡です。
  •  その第一歩は、全国のみなさんがこの暗いニュースの中で、明るい持続可能な将来のビジョンを描かれることから始まります。

...引用終了
 
共感出来る内容であり、それを実現する為に、どういう風に考えるべきか、そして、そう考えないと再生可能エネルギーへ向かう世界に対して日本が後れをとるというシビアな現実をキチンと説明しており、それを最後に希望のある形で締めくくっている。いい説明であり、非常に示唆に富む内容だった。あまりにも素晴らしいので、引用ばかりになってしまったが、是非、原文を読んでもらいたい。こういう説明が出来たら、もっと沢山の人に、放射能二酸化炭素の心配をしなくていい未来があるという事を伝えられるのに...と思った。自分の説明の仕方を再考させられる文章だった。
 
今こそ未来のエネルギービジョンを描こう
http://www.nikkeibp.co.jp/ecomom/column/sw/sw_039.html
 
 
 

自分の説明だとこんな感じ...
上記の文章を読んでからだと、何が何やら分からない数字の羅列でしかない自分の文章...(苦笑)
 2030年の日本の電力
 http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20110408/1302233827
 
多分、自分の文章の場合、数字の意味や環境技術が分かる人だと納得してくれるのだろうが、恐らく、そういう人は全体の10%いればいいくらいだと思う。民主主義では、51%以上にならないと意味がない。51%以上にリーチ出来る文章が最低限必要なのに、10%いればいいくらいの文章しか書けていなかった自分が情けない。それに、その10%の人は、恐らく説得する必要のないくらい充分な知識を持った人達である。そういう意味では、自分の文章には、社会的価値は全くないといえる。いいものを見ると、ダメなところが分かるというが、正にそれだった。でも、この文章を読んで一つの展望が開けた感がある。こういう説明の仕方が必要だったんだと感じるものがあった。いいやり方を見習って、二酸化炭素もなく放射能の不安のない社会が実現可能である事を伝えていきたいと思う。