SKY NOTE

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今年(2011年)は、Bluetooth 3.0が普及しそう

2009年4月にBluetooth 3.0がリリースされ、2010年にはBluetooth 3.0対応機器が出てくると思ったら、意外にもPCにBluetooth 3.0が標準装備される事がなかった。しかし、この状況も2011年(今年)には変わりそうだ。Bluetoothチップ大手のCSR社が2011年第一四半期にPC向けBluetooth 3.0チップの量産に入るという。という事はBluetooth3.0搭載PCが2011年の春以降からぼつぼつと出始め、来年の今ごろには、対応したBluetoothヘッドセットなどが発売するはずだ。ver.3.0を待っていたのは、私はオーディオに煩いので、伝送する度にいちいち圧縮する現行方式には不満があったのだ。圧縮伸張による遅延と音質の劣化は、ヘッドセットの購入をためらう理由になっていたが、それももうすぐ終わるだろう。
 
 CSR、PC向け次世代Bluetoothモジュールを発表(2011.01.18)
 http://journal.mycom.co.jp/news/2011/01/18/007/index.html
 
 CSRIntelが協業,Bluetooth無線LANの統合技術開発へ(2010.06.15)
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100615/183456/
 
余計な圧縮伸張プロセスがなければ遅延も少なくなるだろうし、音質劣化も抑えられるだろう。Bluetooth 3.0の詳細
 
 Bluetooth 3.0仕様を発表!高速化&大容量のデータ転送に
 http://www.mobile-hacker.net/uncategorized/bluetooth-30.html
 
Bluetooth 3.0
 ・転送速度:最大24Mbpsへ(WiFiとの連携による)

  • Bluetooth 2.1EDR:下り2.17Mbps/上り1.77Mbpsあるいは対称接続:1.3Mbps)

 ・消費電力を低減(電力管理機能の強化)
 ・Bluetooth 2.1 EDRとの互換性
 ・ワイヤレス接続が切れにくくなる
 
従来の規格では、圧縮しなければ転送できなかったが、3.0になれば、転送速度が充分になる。ちなみにCDの音質は1.2Mbps(150KByte/s)で転送できる。なら、Bluetooth 2.1EDRでも転送できると考えられるが、実際には、無線規格は、自分の感覚では大体、最大速度の40%程度が実質スペックなので、そこから考えると、下り実質0.8Mbpsなので、CD音質を転送する為には性能が足りないのだ。だから今までは、圧縮する必要があった。つまり、CD音質を安定的に転送する為の最大転送速度は1.2Mbpsの2.5倍の3Mbps程度となる。余裕をもって4Mbpsあればいい。Bluetooth 3.0は、その条件をクリアしているので、これでやっと、キチンとした音質のワイヤレスヘッドセットが手に入るという事になる。本来は、去年の2010年には登場すると思われていたが、PCに搭載されなかった。しかし、今年は、搭載製品が沢山でてきそうだ。ワイヤレスになると、とても便利なので今から、心待ちにしている。やっと音質に満足の出来るワイヤレスヘッドセットが手に入る。今までは、音質と遅延がネックだった。
 
音質の高いBluetooth 3.0が手に入ったら、あとは、ヘッドセットに接続する音質のいいヘッドフォン、最近注目しているのはゼンハイザーというドイツのメーカー、昔、高級ヘッドフォンを聞いていて、最も澄んだ音で感動できる音を出していたのが、ゼンハイザーのヘッドフォンだった。その実力は押して知るべし、レビューを見ると分かるのだが、日本のメーカー品は、低価格品は低音を強調したものが多く、音のバランスが悪い。そういう安物に慣れた人は、単に高音が出て、低音がドカドカ鳴っていれば、いい音と感じがちだが、音域のバランスを壊してしまうと、その音楽本来の良さが壊れてしまう。ステレオ感も歪む傾向にあるので、音の広がりがない。これは細かい小さな音が拾えていないので、左右の微妙な音の差も再現できず、結果として音の広がりがなくなってしまうだめだ。周波数帯域の歪みが音の表現力を狭めてしまうので、音楽の本来の良さを台無しにしてしまう。だから、そういう人は、ゼンハイザーの1万円以上の高級ヘッドフォンを聞く機会があったら聞いてみるといい。全然違う音に気づくと思う。そして、今まで聞いていた音がちゃちい安物だった事に気づくだろう。いいものを知っておく事はいい事だ。その分、感覚が贅沢になってしまうが...
 
ゼンハイザーの製品レビューを見ると、日本メーカーのように低音を強調したチューニングはせず、高いものも安いものも、フラットな音で高い評価を得ているようだ。さすがにドイツのメーカー作り方が真面目(硬派)だ。日本のメーカーのように軽い作り方はしていない。ヘッドフォンは、大体3000円で買えるクラスが、ある程度、音がいいと思うので、そのクラスのゼンハイザーのヘッドフォンというと、ゼンハイザーCX-300IIとなる。Bluetooth 3.0対応ヘッドセットが登場したら、このヘッドフォンをヘッドセットの安物ヘッドフォンから交換して使いたい。