ソニー、120Hzで3D/USB HDD録画対応の「BRAVIA EX720」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110120_421172.html
0.発売日
- EX720シリーズ:3月13日が発売日、60型のみ4月17日
- EX72Sシリーズ:32インチ:3月27日、40、46インチ:3月20日
- EX72S:EX720の音声をリッチにしたモデル(40wの大型スピーカー搭載)
1.3D表示機能:モーションフローXR240(別途3Dメガネ(12000円)が必要)
- SONYが低価格な3Dテレビを発売する。解像度はフルHD(1920×1080)で120Hz表示で別売り3Dメガネ(TDG-BR100:12000円)を購入すると3D表示が可能となる。SONYでは、従来、3D表示で問題となるクロストーク(二重写り)を防ぐ為に240Hz表示(4倍速表示)をしてきたが、今回の製品は120Hzだ。120Hzでも見やすくなるように、バックライトをブリンキング(まばたき)することで、二重写りを防いでいるという。4倍速3Dと同等なそうだ。この手法の欠点は、輝度が落ちる事だが、恐らくSONYは、輝度の落ち方をある程度減らす事に成功したのだと思う。実際のところは店頭で見てみないと分からないが、製品としてだす以上、一定レベルの性能である事を期待したい。この技術は「モーションフローXR 240」と呼ぶのだそうだ。SONYのテレビのスペック表を見る時には、この名前を確認すると、パネルは120Hz駆動だけど、240Hz相当の3D表示機能が入っているという事になる。
2.録画機能:録って見るだけ:要別売りUSB HDD
- 録画機能にも対応しているが、チューナーが1系統しかない為、録画中は他の番組は見れない。また、録画した番組を他のレコーダーにダビングする事も出来ない。よって、この機能は録画して見るだけの機能と見ておいた方が良さそうだ。(保存には向かない)
3.環境:人感センサーで省エネ
- 環境に関しては、人感センサーを搭載しており、一定時間、画面から離れると自動的に消画して、近づくとまた画面を表示する機能がある。
4.無線リモコン(双方向)+お財布機能
- 従来の赤外線リモコンと違うところは、無線なのでテレビにリモコンを向けなくても操作できる点だ。寝ながらテレビを見る横着者には非常に素晴らしい機能だ。また、このリモコンには、Felicaリーダーも搭載されており、手軽にものが買える便利な機能も搭載されているが、テレビショッピングをする人には危険な機能といえる。(特にグルメ番組は要注意だ。食べ物が3Dになると、おいしそうに見えるのだ。とくに肉まん系が...ダイエットには危険かもしれない)EdyやWAONなどの電子マネーの残高照会や利用履歴の確認が出来るそうだ。
5.ビデオオンデマンド:Qriocity
- ハリウッド最新作など200作品以上をHD/SDのビデオストリーミングで楽しめる。との事だが、ソフトの数が1桁か2桁くらい少ないと感じる。これからに期待したい。
6.ブラビアネットチャンネル
7.Twitter対応:テレビを見ながらツィート出来る
8.Track ID:テレビで流れている楽曲を検索できる
- これは便利そう、確実に楽曲が出るのならば使えそうな気がする。
- テレビからSkypeを使った通話が楽しめる。
10.スマートフォン連携機能を搭載
- 2011年の春のアップデート(media remote:iPhone/andoroidアプリ)でスマートフォンからの操作を可能にする。例えば、テレビから流れている曲をスマートフォンで受信し、スマートフォンを振ると、音楽検索も可能となるそうだ。
11.クロスメディアバー廃止
- 新デザインのインターフェースに刷新したようだ。
KDL-32EX720 仕様
映像
・解像度:1920×1080
・3D :モーションフローXR240(疑似240Hz表示:パネルは120Hz)
・3D表示には別売りの3Dメガネ(TDG-BR100:12000円)が必要
チューナー
・地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ×1
音声
・出力 :10w×2
・サラウンド:S-Forceサラウンド
環境
・年間消費電力:86kwh/年
・消費電力 :98w(待機電力0.15w)
・人感センサー:人が離れると消画して省エネ(音だけね)
入力端子
・HDMI×4、D5×1、アナログRGB15pin、コンポジット×1
・アナログ音声入力×2
出力端子
・USB端子×2、Ethernet×1
・光デジタル音声出力
EX720シリーズのスペックから見た雑感
- ざっと見たところ、Andoroidが入っていないので、なんとも言えないところであるが、PCモニタとしてみたところ、最低サイズが32インチと画面が大きすぎる。(広い机で1mくらい離してみた方が、近視になりにくいかも...)解像度は充分だ。しかし、テレビとしてみたところ、普通の録画機能付テレビである。(今は3Dの動画ソフトがないため、そうなる)3Dゲーム用のモニタとしてみたところ、HDMI端子が沢山あるので、この端子にPCやPlayStation 3を繋いで大画面で3Dという感じで考えると、おお〜素晴らしいという事になる。これが恐らくは10万円を大幅に切る価格で買えると言う状況が素晴らしい。定価16万円だけど、実売価格は、それよりも大幅に下がるだろう。見たところ、従来技術を改良しただけのようなので、それほど値段は高くなる事はないだろう。7〜8万円くらいで買えるだろう。出来れば、24インチ品でAndoroidを搭載したものが出てくると、欲しいと思ったのだが、それはないようだ。このテレビに入っているプロセッサが高性能であれば、アップデートと同時にGoogleTVに変身という事になるのだろうが、低価格品にそういう贅沢な機能が入っているかどうかは疑問。
- お金があれば、3Dビデオカメラや3Dデジカメの視聴用として使うと、なかなかいいと思う。子供や動物を録ると3Dは非常にいいんだな、これが。(子供と犬を録った3Dデモ動画を見ると、子供が犬を追いかけてコロコロ歩く姿が3Dだと、とてもほほ笑ましい、恐らくSONYは、そこを狙っているのだろうと思う)FUJIの3Dデジカメを購入して、3月にこのテレビを購入するのも一興かもしれない。ちなみに、FUJIのデジカメは動画も録れる。最大(1280×720:24フレーム/秒)このようにSONYのエントリー向けの3Dテレビ登場により、3D市場が本格的に立ち上がる事は喜ばしい事だ。これにPCやデジカメやビデオを繋いで3Dが手軽に楽しめるようになった事は素晴らしい。当初はカメラで撮った写真や映像、3Dゲームソフトにコンテンツが限定されるだろうが、それだけでも充分素晴らしい。大画面で3Dゲームをするのは楽しいだろうし、自分で撮った写真が3Dになるのはいい。このテレビは、そういう今までにない体験を身近にした点で素晴らしいといえる。
FinePix REAL 3D W3
- 出力端子:HDMI Miniコネクター(HDMI 1.4 3D)
- 別途市販のHDMIケーブル(ハイスピード対応)で繋げば3Dテレビで見れるという
- 映像フォーマット:MPF、3D-AVI(ステレオAVI)
- http://fujifilm.jp/personal/3d/camera/finepix_real3dw3/features/page_04.html
- PS3のBlu-ray 3D対応アップデートが9月21日開始に
- http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100916_394194.html
- スタパ斉藤氏の32型テレビをモニタとして使うレビューがある。
- http://ad.impress.co.jp/special/aquos1011/
SONYのEX720のプレスリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201101/11-0120/