Snow Leopardにしてから、OSの64bit化によりメモリ消費量が増えて、仮想メモリにアクセスすることが多くなった。その結果、レインボーサークルが出て、作業が中断させられる様になった為、メモリの節約と高速化をすることにした。まさか1GBもメモリがあって、メモリ節約をすることになろうとは思わなかった。
1.「ことえり」を「かわせみ」に変更(要1995円orGoogleのものを使えばタダ)
- 日本語FEPを「かわせみ」に変更したら、文字入力がきびきびとし始め、長文が打ちやすくなった。また、辞書を呼び出す時も「ことえり」だと、もたついていたのに対し、「かわせみ」だとすぐに辞書入力ウィンドウが開く。文字入力カーソルも素早くなったし、メモリの消費量も「ことえり」に比べて激減した。「ことえり」は使い続けていくと、平気で100MBくらい食うのに対し、「かわせみ」だと20MB位で済む。1GB程度しかメモリがないと、FEPだけで、100MBもメモリを食われるのはきつい。ちなみに「ことえり」をOFFにする為には、システム環境設定の「言語とテキスト」を開き、入力ソースを見て、ことえりのCheckを外せばいい。
- 物書堂「かわせみ」のページ(体験版がダウンロードできる)
- http://www.monokakido.jp/mac/kawasemi.html
- 追記:Googleの日本語入力プログラム(FEP)を使ってみた(MacOS X版)
- 追記:http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20091204/1259881617
2.Dashboardの常駐メモリをなくす。(フリーウェア)
- Stop DashboardというWidgetを使って、ダッシュボードを閉じると、Dashboardに使われていたメモリを解放してくれる。このWidgetのいいところは、普通にDashboardが使える点である。閉じるときにこのWidgetを使うだけでいいのだ。
- Stop Dashboard Widgetのダウンロードページ
- http://www.natal.be/2005/10/stopdashboard-widget/
3.SpotLightのインデックス作成を停止。(以下の方法はSnow Leopardのみ)
- 「Macがいやにもたついているなぁ」と思って、アクティビティモニターでシステムの動作状況を見てみるとSpotLigthtのインデックス作成を一生懸命やっていたりする。しかし、自分はSpotLightなんぞほとんど使わないのでSpotLightのインデックス作成をターミナルを使って停止する事にした。停止すると、ため息をついたように、レインボーサークルが出てくることがなくなった。
- 1.ターミナルを開く
- 2.メニューの「シェル」から新規コマンドを選び
- 3.sudo mdutil -a -i offとタイプしてリターン
- 元に戻すときはsudo mdutil -a -i onと入力してパスワードを入力すればOK
- 4.管理者パスワードを入力してリターンして完了
- (このとき、パスワード入力画面が変化しないがちゃんと入力している)
4.マウスカーソルが遅い(フリーウェア)
- 標準の最速設定でもマウスが遅く感じたので、DoubleBothという設定ソフトでマウスカーソルをスピードアップした。同時にFinderのウィンドウズームアニメーション表示をやめる設定もできるので、より高速に表示できるようになった。
- 「DoubleBoth Ver2.2.5」(フリーウェア)
- http://homepage.mac.com/kyasu/soft/macx.html#doubleboth
以上のことをしたら、Macがスムーズに動くようになった。「かわせみ」は、メモリの節約と文字入力の高速化の両面で効果がある。文字入力カーソルのスピードが格段に上がったし、変換効率もお馬鹿な「ことえり」よりも優秀だと感じた。辞書登録画面も「かわせみ」の方が素早く開く。また、時折、「ことえり」は変換がもたつくことがあるのに対し「かわせみ」は、いつでもスムーズに文字入力が出来る。全般的に「かわせみ」の方が動作が安定している。
ダッシュボードも使い続けていくとメモリが肥大化(100MB超える)する傾向があり、たまにしか使わないのに大量のメモリを消費する機能だったがStop Dashboardを使うことで常駐しないようにすることでメモリを大幅に節約できた。
SpotLightのインデックス作成は、時折、作業を中断させられてしまう程、CPUの利用率が上昇することがあるが、この機能は全然自分は使わないので、ターミナルで停止しても、痛くもかゆくもなかった。むしろ、停止したことでディスクがガリガリ言わなくなり精神衛生上、非常に良い動作になった。
...とこのように余計な機能を省いたり、よりよいソフトを導入することでMacがキビキビ動くようになった。これでしばらくはメモリ増設せずに使い続けていられると思う。64bit化ってメモリを食うから、1GBじゃ足りなくなる。だが、Macのコミュニティってそういう不便なところを解決してくれるソフトが(それもフリーで)揃っているので、非常に安心できる。そういう意味で心強いコミュニティだとつくづく感じる。
それでもメモリが足りない人は、こちら↓(Mac mini 2009限定)
Mac mini 2009のメモリ増設の仕方
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20100503/1272817552