MacBook 2009 (oct)
1.美しく見やすいディスプレイ
- 新しいMacBookを見てきた。一見すると、あまり変わらないようであるが、ディスプレイの画質が大きく変わっていることに気付く、TNだから、見る角度によって色が変化するのだが、縦方向の視野角が改善している。以前の機種では上から見ると黒がグレーになってしまっていたが、今回の機種は黒が黒のままなのだ。これは、視野角によるコントラストの変化が少ないことを意味する。私の個人的感想から言えば、やっと満足のできるが安定した画質になったと言える。以前の機種の場合ｈ、ほんの少し首を動かしただけで大きく色が変化してしまう傾向があり、それがMacBookの最大の弱点だと思っていたが、今回の製品は、それが許容範囲に収まったといえる。そして、本来の画質もコントラストが高まり、クリアになっている。MacBookに地球の画像があったのだが、宇宙空間はくっきり黒く、地球は青く美しかった。写真を開いてみたけれど、肌色がきれいに出ていたので充分な画質に見えた。
2.底面のゴム
- あと、底を見ると全面がゴムであり、ひざに乗せたときのグリップ感は充分ありそうだ。これは、ずり落ちないようにするという良心的な設計といえる。以前の機種では申し訳程度にゴム足がついていたが、グリップという意味では充分とは言えず、デザイン的にも中途半端感は否めなかった。今回は底面全体がゴムになったので、底部のDesignの一体性が高まった言える。
3.バッテリー持続時間がのびた。
- 公称値7時間というのは素晴らしいスペックだ。モバイル機器はバッテリーが肝だ。しかも、1000回充電が可能という耐久性の高いバッテリーを使っているので、バッテリーのへたれ方も以前の機種よりも少ないといえるだろう。（バッテリーは使い続けるとバッテリー持続時間が徐々に減っていく）
4.重さは変わったように感じなかった。（本当は軽くなっているのだけど）
- 隣に古いMacBookがあったのだが、重さは全然違ったように思わなかった。本来は軽くなっているのだから、多少軽いと感じると思ったが、全然そう感じなかった。
5.トラックパッドがマルチタッチになった
- トラックパッドがマルチタッチになることで、操作感が向上した。
MacBook総評
- 今回の機種は、従来から問題として指摘していた縦方向の視野角の改善と、LEDバックライトによるコントラストの向上、色の鮮やかさを見ると、ディスプレイの改善が大きい。さらにバッテリーに長寿命で耐久性の高いものが使われるていることも注目ポイントだ。Firewireが省かれたのは残念だが、バッテリーとディスプレイの改善が、それを補ってあまりあるといえる。今回の機種は、完成度は高い。その上安くなっているからオススメだ。
評価ポイント
1.ディスプレイ（宇宙空間の地球の写真）
視野角 ：広くなった（上から見ても宇宙の部分の黒がグレーにならない）
色 ：鮮やかになった（地球の写真が青く美しかった）
コントラスト：クッキリするようになった（宇宙の部分が真っ黒）
2.耐久性
ボディ ：丈夫になった。（ボディのユニボディ化）
バッテリー持続時間：長くなった。（公称値：7時間）
バッテリー耐久性 ：へたれにくくなった（1000回充電）
3.使い勝手
底面のゴムでずり落ちにくくなった（グリップ感向上）
トラックパッドがマルチタッチになった
ディスプレイやバッテリーなどの基本性能が向上しているところを高く評価している。これはモバイル機器の肝の部分の改善だから、高く評価した。iMacに続いて最近褒めてばかりだが、良いことをやれば、自分は高く評価するし、悪ければけなす。今回は良い製品だと思う。製品の操作性、耐久性、画質に改善が見られる。
Spec
プロセッサ ：Core2Duo 2.26GHz 3MB cache 1066ＭHzBus
メモリ ：2GB（DDR3 SO-DIMM 1066MHz/スロット×2/最大4GB）
グラフィック ：Geforce 9400
ディスプレイ ：1280×800（13.3インチ/LEDバックライト）
ディスク ：250GBハードディスク/DVD-Drive（8倍速）
入出力端子 ：USB2×2,miniDisplayport,G.Ethernet
光デジタルオーディオ入出力（入出力兼用1端子）
ワイヤレス ：Bluetooth,802.11a/b/g/n
バッテリー ：公称値7時間、1000回充電、容量60wh
重さ ：2.13kg
Windowsユーザーの方は、こちらも
Windows7 32bit Windows7pro 32bit Windows7pro 64bit
Apple MacBookのページ
http://www.apple.com/jp/macbook/
