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GMが1リッターあたり100km走るVOLTを開発

米GM、新環境車「1リットル100キロ」 新車投入を拡大
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090812AT2M1103111082009.html
 
GM 「VOLT」 写真はNEONLINEの記事から(写真をクリックすると拡大します)
写真は2008.9.18に公開されたもの

GM社、プラグインハイブリッド車「Chevrolet Volt」の量産モデルを公開
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080918/158205/
 
GMプリウスの3倍の燃費効率を達成したシリーズ方式の電気自動車を開発した。シリーズ方式の電気自動車は、エンジンを発電機としてのみ使い、電気モーターのみで動く電気自動車である。この方式の優位性を以前、このblogでも紹介していたので、そのページを紹介する。(信じられない性能かもしれないが、ギアなどの摩擦(動力全体の60パーセント損失)を無視できる純粋な電気自動車では、あながち不思議ではない性能だ)
 
シリーズ方式の電気自動車の効率 

 
車の二酸化炭素をゼロにする。
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20080627/1214498908
 
石油1Lあたり約100km走行する電気自動車が出来たので、もう、暫定税率廃止を止めて、その税金でこのレベルの燃費効率の車に限り、100万円(期間限定)の無利子融資をするべきである。なぜなら、1L/20円程度(ガソリン価格を120円/Lとすると16.6%相当)の暫定税率の廃止よりも日本の「エコカー」よりも3〜4倍の性能を持つ、この方式の車を買えば、ガソリンコストを1/3〜1/4に出来る上にCO2の大幅な削減が達成できる。つまり、こういう車を買えば、ガソリン代は1リットルあたり80〜90円削減できる。つまり、同じ走行距離ならば現在120円/Lかかっているのならば、30〜40円程度で済む訳だ。CO2は1/3〜1/4になる。つまりこのタイプの電気自動車を買った方が得である。
 
このタイプの車に最適な高速充電可能な電池を日本の会社が開発している。
 
「2,3年後に実用化したい」イーメックスの大容量キャパシタ(2009.7.13)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090713/172905/
 
このリチウムイオンキャパシタの性能は、キャパシタなのでリアルタイムに充放電できる。これにより、電池の容量を大幅に削減する事が出来、低コスト化が可能となる。そして、リチウムイオン電池並みの150wh/kg150wh/Lの容量を実現している点だ。つまり、このタイプの電池があれば、シリーズ方式のハイブリッドカーを安く作れる可能性が生まれる訳だ。2011〜2013年から日本のメーカーも、このリチウムイオンキャパシタを使ったハイブリッドカーを作って、それに合わせて無利子融資制度を組み合わせれば、効果的なCO2削減が可能となる上に需要を喚起するだろう。日本の温室効果ガスの17%を占める車の二酸化炭素を1/3〜1/4になるとなると4.3〜5.6%程度に変わる。つまり、このタイプの車を90%普及させると、日本全体の温室効果ガスを10%削減できるのだ。
 
部門温室効果ガス(クリックすると拡大します)

 
車の未来予想(エコカーの想定ロードマップ)
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20081124/1227453393
 
もうプリウスは死んだ。ボルトが2010年にエコカーのお株を奪うだろう。日本メーカーはこのタイプの電気自動車の開発を急ぐべきだ。民主党暫定税率廃止を止めて、暫定税率2兆円の中から、このレベルの燃費効率の車に無利子融資(100万円)をするべきだ。(補助金ではなく無利子融資なのは、補助金だと財源の長期性に問題が生じるから、なにせ、こんな性能の車が出来てしまえば、石油税の税収がガタ落ちになるのは必定だから)