1.突然メールが来る
- 岡田克也氏との公開座談会が開かれるメールが来て、早速、出席登録をした。もしかしたら、近い将来の日本の政権に直接、意見が言える機会と思い、ボサボサ頭を切る為に前日に床屋に行こうとしたら、行きつけのカット700円の床屋が休みだったので失礼と思いながらも、ボサボサ頭で行く事にした。
2.東京ミッドタウンへいく
- その日は暑くて、駅からおりると方向オンチな私は道に迷わないように磁石とGoogleMapを印刷したものを見ながら歩いたが不安になったので、近くを歩いていたおじさんに聞いてみた。非常に丁寧に説明してもらい、「ありがとうございます」と言ったら「いってらっしゃい」と言われたので、お辞儀しながら心の中で「いってきます」といいながら、東京ミッドタウンに向かった。
3.東京ミッドタウンの中
- 東京ミッドタウンというYahooのフロアの中でやるらしく、セキュリティが厳重で入るのに写真付きの証明書を呈示しなければいけなかった。証明書を提示するとシールが渡され、それを胸に貼って、電車の改札の様なセキュリティゲートを通る。フロアに到着すると、待合室に通され、そこで小一時間待つ事になった。70〜80人位、いたのではないかと思う。
4.会場の様子
- 時間が来たので岡田氏のいる部屋に通されると、テレビ局やら新聞や雑誌のカメラマンらしき人が数十人集まっていた。以前の民主党の集会のときには、大してマスコミは来なかったのに、政権が取れる可能性が高まった途端に、注目度が一気に上がっているようだ。わさわさと並ぶカメラの数を見て「これが時局というものか...」と思った。
5.公開質疑の内容
- 公開質疑では、いろいろな質問が飛び交った。内容のほとんどは非常にまじめなもので好感の持てる質問が多かった。
- 高速道路無料化について
- 諸外国の事例を持ち出して、高速料金収入よりも無料化によって生じる経済効果の方が大きいという主張だった。また、都市部では有料にするという内容だった。そして、自民党の高速道路、週末千円というやり方は、特定の日に割引制度を設ける事で利用者の(時間的)集中を招き渋滞をもたらしていると批判した。それに対し、民主党は期間を限定せず無料化するので、車が集中せず、(時間的に)分散されるから渋滞は起こりにくいという主張だった。また、民主党の案では、地方が無料化の対象であり、地方の高速道路はガラガラな事が多く、そこを無料化する事によって、現在ある高速道路を有効に活用できると同時に、今まで高速を利用してこなかった車が、その開いている高速を利用する事で他の道路と(空間的に)分散して利用される事で、渋滞は起こりにくいだろうという話だった。
- まとめ
- 1.無料化は地方のみ
- 2.諸外国では高速料金収入よりも無料化の方が経済効果が高い
- 3.自民党の週末1000円高速は車の時間的集中をもたらし、渋滞を招いている
- 4.割引期間を限定しない事で、時間的分散をすることで渋滞にはなりにくい
- 5.地方の高速道路はガラガラな道路が沢山あり、そこを無料化で有効活用する。
- 無料化される地方においては、開いている高速道路を使う事で一般道と高速道路の住み分けが出来る様になって、車が分散し、渋滞は起こりにくくなるという見解の様だ。要するに都市と地方とでは状況が違うという話だった。
6.グリーンバンク構想を岡田氏に手渡す
- ついでに自分のグリーンバンクの案を岡田氏に手渡しして来た。11日にメールが来て13日に公開座談会が開かれるという事だったので、12日は突貫工事で案をパソコンに入力したり、変更したりしてまとめた。政治家に直接提案するという事で、途端に発想にリアリティが生じ、当初、電気1kwhあたり3円という税率を1円にし、2021年以降は2円に増税する案をまとめた。
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- グリーンバンク構想 ver 2.4 (岡田氏に渡した書類)
- http://issuu.com/meroneko/docs/green-bank
- (downloadをクリックすると、PDFが落とせる)
- 案を手渡ししたとき、岡田氏は「これは...どうもありがとうございます」とお辞儀されたので、私も「稚拙かもしれませんが...」といいながら、お辞儀しながら封筒を手渡した。頭を下げるところを見た印象は、尊大なところがなく非常にまじめな人なのだなと思った。
- 必要な書類を手渡しできたので、当初の目的は達成し、家路についた。