SKY NOTE

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21(トゥーワン)の経営はスゲぇ

日本一“社員想い”の会社が明かす、“管理職”はいらない!
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/yokoku.html
 
1.革命的な経営の21(トゥーワン)の経営手法

  • カンブリア宮殿で広島の21(トゥーワンという)メガネ販売チェーンの会社が紹介されていたのだが、この会社の経営手法がすごい。内部留保なし、利益なし、借り入れなし、利益は全部、メガネの安値販売と社員の給料に当てる会社、ボーナス最高額500万円以上、400万円以上はザラ、そのかわり、業績がふるわなかったら、マイナスの分配がある。そういうすごい経営の会社なのだ。

 
2.社員に給料という形で内部留保する21(トゥーワン)

  • この会社が宣伝や新しい店を出店するときには、社員が出資して、お金を集めて企業を成長させる。この方式のすごいところは、外部にお金が流出しないメカニズムになっていること。つまり、出資者は、社員であるため、すべてが内部で還流する仕組みになっている。こうすることで、お金が銀行や配当金などで外部へ出ていかない。

 
3.管理職やノルマがない21(トゥーワン)

  • 社員は全部平等、社長は名誉職で交代制、ノルマなし、純粋にお客のために働ける環境(高いメガネを売らなくていい)、そういう良いサービスのお店でしかも安い(原価率70%:通常は30%台)メガネ(通常より40%安い)を売るから、お客が集まる。以前、このblogでもノルマの弊害について書いたが、それを全くなくしてしまうとは恐れ入った。凄い!

 
4.怠け者には一銭もお金を支払わない革命的なシステム

  • この21の経営手法を見ると、一つのコンセプトがあるのではないかと思われる。つまり、管理職や出資者という。あまり動かないでお金がもらえる「怠け者」に金を一銭も支払わないシステムだと思うのだ。つまり、社員すべてが実動部隊であり、出資者でもある。管理職もないのだから、社員は皆平等。社屋も全然、質素。余計なコストを一切支払わず、全てを社員や顧客に還元するため、社員の忠誠心と顧客の信頼を同時に勝ち取り、Win-Winの関係を作り出している。つまり、管理職や、株主などに大金がわたる様な不公平なシステムを排除した非常にすごいシステムなのだ。

 
こういう会社が増えると、株式市場もいらないし、銀行もいらない。必要なのはサービスとそれを実現する社員だけという非常にシンプルな構造が見える。そういう意味で経営の革命であり、凄いとしか言いようがない。カンブリア宮殿では来週もこの会社の特集をするそうなので、これは必見だ。(忘れない様にデジタルビデオに予約を入れておこう)