SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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言葉が全然だめな自分

私の意見は大抵通った事がないと言えるほど、非常に影響力が弱い。アイディアを出しても、黙殺か、集中砲火を受けて撃沈というのが多い。
 
小学生の頃、合唱の歌を決める時、アニメソング「銀河鉄道999 Taking off!」を提案したら、先生に自動的に却下された。私が小学生の頃というのは30年近く前だから、学校の行事でアニメソングを歌うには時代が早かったと言える。
 
アイディアが突飛で駄目だったり、権限がないので駄目だったりする事が多いので、大抵は、No.1の人間の横に立って助言をするというのが私の意見が通る唯一のルートとなる。不思議な事に自分の意見が全然通らない割には、No.1の人間を通して意見が通ると大きな成果が上がる事がある。だから、自分の意見の質は悪くはないと思う。
 
品質の問題ではなくて、それを人に伝える事が極端に駄目だと言えるのだ。そういう意味ではLEDと同じである。LEDは内部で90%近い効率で光っていても、その光は内部で反射してしまい結果として30%程度しか外に出ない。私の意見もまた同じである。意見を通してくれる人間がいてこそ、成り立つ。
 
アイディアを作る段階では、これでいい筈だと思う。皆もこのアイディアの価値を理解してくれる筈だと思う。だが、大抵は、黙殺か無視されるかのどちらかである。反応がないのが特徴、それほど酷いのかと思うのだが、何とも言えず駄目なのである。反応がないので、何がどう悪いのか理解できず、今に至る。
 
言葉に力がないというか、人を動かすのには酷く足りないものがあるらしく、それは今に至るまで理解不能だ。だからこそ、その足りない所を見つけるべくblogで記事を書いている。そんな私は言葉で意見を言うのではなく、ものを作って、伝えると非常に良く伝わる事がある。どうも言葉よりもモノで意見を言った方が意見が通る様だ。言葉とものの違いは、バーチャルかリアルかの違いである。私の言葉がモノという形でリアルになった時、初めて評価される。言葉というバーチャル段階では、全然評価されない。
 
どうも自分の意見が通らないのは、言葉というバーチャル段階での評価に問題がある様なのだ。つまり、大抵は前例にない事を言い出すので従来の概念やルールを適用できない。よって、評価が困難になるみたいなのだ。つまり、それにYesと言えば、前例にない事をする事になり、Noと言えば、私が理由を聞いて来るのが分かっているので、黙る様な気がする。つまり、YesにしろNoにしろ扱いの難しい問題に巻き込まれるので、無反応な様なのだ。
 
だが、それがNo.1の奴を通すと、意外とすんなり意見が通り、物事が動くのだ。つまり、バーチャル段階での障害が、No.1の権力によって突破できている様だ。私はいつも権力とは無縁なので、どちらかというと、収奪される側なので、権力は使えないし、言葉というバーチャルメディアでは意見が通らない。
 
唯一、残っているのは、モノを作って主張する事。つまり、言葉ではなくリアルで主張する事が私が他人に頼る事なく意見を通す唯一の方法なのだ。ある意味、言葉が使えないので石器時代や貨幣の存在していない時代の物々交換並みのローテクの世界である。多分、私の意見にはよっぽどリアリティがないと感じる様だが、実際には可能な事ばかりである。なぜなら、No.1を通せば、結果が出るのだから。
  
あるいは、新しい事をするには勇気が必要である。No.1の人間の人望と行動力が、その勇気を与えるが、私の様に人望もなく、行動力もない人間の意見など聞く耳を持つ価値もないという事なのかもしれない。
 
あるいは、モノを作って証明してみせた時、意見が通る所から、成熟度が低いプロトタイプの意見なのかもしれない。そういう可能性を考慮すると、私がしなければいけない亊は、プロトタイプレベルの意見を完成品にすることで、行動力を示し、それを以て人望を獲得し、意見を通すべきという事なのかもしれない。
 
私はアイディアの価値を理解するあまり、プロトタイプでも自己評価は高い。完成度を高めるという事に無頓着である事が問題なのかもしれない。ここで言う完成度とは何も手を加えなくても、それだけで遂行できるレベルのもの。非常に具体的かつ実効性の高いものの亊を言う。