フォードとUAW、賃下げなど正式合意 GMとの交渉に影響も
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt244/20090310AS2M1001010032009.html
今日は、久しぶりのグッドニュースだ。やっと全米自動車協会が、労使交渉で折れた。あとは、2010年に超低燃費の電気自動車を作って売るだけだ。最近、ホンダがだしたハイブリッドカーは受注が予想の3倍だったという。その事から考えると、シリーズ方式の電気自動車をビッグスリーが作って売る事が出来れば、失地回復も夢ではないと言える。
そして、それはアメリカの景気回復のエンジンがかかりだす事も意味する。つまり、この不況の脱出口になりうる発表なのだ。3月10日のアメリカの株価は上がっている。
久しぶりに明るいニュースだ。あとは不良債権の切り離しをするバッドバンク構想がどうなるかだ。不良資産の切り離しが順調に進み、銀行のバランスシートが安定すれば、貸し渋りもなくなるだろう。そうなれば市場にお金が巡って、この不況ともおさらばという事になる。過去の日本の不況も、不良債権の切り離しが終わって、貸し渋りがなくなりだした頃から不況から回復しだした。今日のニュースは暗闇の中で薄日が射し始めたといった感がある。