SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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薬の通信販売を規制する役人

景気後退の中、なぜ、薬のネット販売を規制するなど、民業を不用意に圧迫する規制するのか考えてしまう。規制が面倒であればあるほど、その規制は役人の利権になる。面倒なルールを作って、その業界を自らの支配下に置くのが役人のいつもの手口だ。新たな天下り先の開拓の主旨がある様に思える。
 
ルールを作って、それに従わせ、威張り散らす。それが彼らの意思の様に感じる。例えば、天下り先開拓というのは、面倒なルールの解釈をめぐって、それらが利権化するのだ。OBを天下りさせて、特例を作ってもらったり抜け道を造ってもらう。そういう甘い汁の元を作れる。規制を新たに作れば、そういう事が出来る。
 
今回の場合、昔から行なわれている漢方薬の電話販売まで規制しようとしている。昔から行なわれており、問題も大きくなかったのに、わざわざ、そういう規制を作る事自体に私は疑念を感じる。むしろ、国民の安全の為というよりも、厚生労働省の役人がネット企業に対して支配権を広げる為に行なったと考えるのが妥当の様に思える。
 
もっと言えば、対面販売に近い事を、アバターベースでやる事も出来るし、高解像度のテレビ電話でも同様の事が出来るのに、それらを区別するモデルを作らず一律に規制するという発想自体がおかしい。昔から行なわれている電話販売よりも遥かに良い手段が、これからどんどん生まれて来るのに、なぜ今、それを規制するのか?と思う訳だ。
 
そう思うと、連中の発想からして、ネット企業にも天下りさせろというのが最も説得力のある主張の様に思えてならない。つまり、今回の規制は、建前は国民の安全、本音は自分達の利権獲得の先兵ではないかと私は考えている。それでも副作用の強い危険な薬はある程度規制するべきだとは思うが、それ以上の事はするべきではない。ネット販売全体を大規模に規制する必要はないと思う。一人暮らしで風邪で寝込んでいる時に、外の薬局までいくよりもネットで買いたいものだ。
 
こう言う国民に不便を強いる横暴な規制を否定する為には、役所と対立できる政権が必要だ。今回の規制はメリットよりもデメリットの方が大きいと思う。その対称性のなさは恐らく、官僚の自らの利権獲得に対する意思が国民の利益に対する意識よりも上回っているからだと思う。これを止める為には、選挙で政権交代を行ない。役人の利権をハッキリと否定する必要がある。自民党にはこれは出来ない。だから、自民党以外の政党、それも、名前を変えただけの政党ではなく、本当に官僚と対抗できるポジションにいる政党が必要だ。ぶっちゃけ民主党に投票するべきである。今回の規制は酷い、徹底的に反論でき、国民の意見を代弁する力を持っているのは、もはやそれは自民党ではなく民主党なのだ。
 
オーソドックスに言えば、政権交代こそ本当の改革なのである。小泉改革なんて、エセ改革に過ぎなかった。(彼は「改革」という言葉を権力闘争に利用しただけで、実際の改革はしていなかった)それは今、寒空をあおぎながら生活している人たちが最も良く知っている事だと思う。明日は我が身です。あの政党や小泉氏を支持する事は、国民にとって何の利益にもなりません。彼が拠り所にしたアメリカ型市場経済は既に破綻しました。どうか、彼のパフォーマンスに騙されない様にしてください。また、マスコミも安易に視聴率がとれるからといって、以前の様な醜態をさらせば、今度こそ、完全にテレビは信頼を失い、ネットテレビが台頭する事を覚悟しておいた方がいいでしょう。
 
「権利は主張しないと奪われるのみ」仕方がないと思わないで権利を主張してください。いじめられていた子供の頃の私の経験からすれば、権利を主張しないものは、搾取されるばかりで不幸になるだけです。そこから得られるものは何もありません。失うだけです。