SKY NOTE

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麻生vsオバマ

世の中、ピンとキリを比較するとよく分かると言われている。そこで、麻生総理大臣と、オバマ大統領を比較してみる事にする。どちらがピンかキリであるかは明らかなのでここでは語るべくもない。
 
1.政権奪取 権力を手にした手段によって、その権力の中身が分かる
オバマ大統領:インターネットを使い、草の根の民衆に選ばれた(民衆の力)
麻生総理大臣:自民党内の世襲特権で選ばれた(世襲の力)
 
2.年齢 年齢はバイタリティを示す
オバマ大統領:47歳
麻生総理大臣:68歳
 
3.教養
オバマ大統領:ハーバード大学卒業のエリート
麻生総理大臣:学習院大学政経学部卒業だが、基本的な漢字の読み間違いをするレベル
  
4.政策 権力を使って何をしようとしているか?
オバマ大統領:グリーンニューディール政策(環境を保全し、将来に繋がる投資)
麻生総理大臣:道路工事と定額給付金(利権を保全し、将来に繋がらない投資)
  
5.言葉使い(言葉には、その人の教養が現れる)
オバマ大統領:演説で人を感動させるレベル(他者への敬意のある言葉が多い)
麻生総理大臣:演説で人を幻滅させるレベル(他者への蔑視のある言葉が多い)
 
6.人生における苦労(お金) どのように苦労したかによって人格が見えてくる。
オバマ大統領:貧しい家に生まれながらも、ハーバード大学を卒業する。
麻生総理大臣:麻生家の莫大な富をバックにしてお金には何の苦労もしていない。
 
麻生総理について
0.教養、体力、行動、人格、言動などを比較してみた。
 
1.人格:生い立ちと行動から見いだす
麻生総理大臣は、生い立ちから言って、あまり苦労していないと考えられる。また、他人への不用意な発言が多い事から、甘やかされて育った事は容易に理解できる。
 
2.お金の使い方 
麻生総理は、政策に使うお金の使い方も無駄が多く、国の財政を任せるには不適格な人材であると思われる。
 
3.教養
教養は、基本的な漢字も読めない程度。普通、新聞を呼んでいれば自然に理解できる程度の漢字が読めていない事は一国の総理として、言語処理能力、あるいは、情報認識のレベルに疑問を感じる
 
4.行動
行動は、提示している政策で評価したが、将来に繋がらず、その場しのぎ程度のものに過ぎず、また、トータルで見て、高コストで、パフォーマンスの低い選択肢を選んでいる。
 
5.実力
政権奪取については、ある地位にどのような過程で手にしたかにより、その人が実力で這い上がってきたのか?それとも、他人の力で這い上がったのか評価している。麻生総理の場合は、名門の家の特権が強かった。他人の力で這い上がってきたので、実力はチェックされていない。
 
6.体力
体力については、就任直後からどんどん仕事をするオバマに対して、麻生総理はいつまでたっても仕事ができない。
  
さて、この様な人材を総理にしてしまう風土や制度が日本にあるとするならば、何をどう変えればいいのか? 
  
1.首相公選制(特権排除)制度を変え
総理大臣は民衆が直接選ぶ制度にする。特権は認めない。現在の、総理指名選挙は、自民党内の極めて限られた特権集団によって決められている。よって、これを首相公選制にすることで、特権を排除する。その際の選挙はアメリカと同じで長期間、選挙を行なう事により、厳しいチェックにさらされる。
 
2.賢明な民衆(主権者としての賢さを持つ)民衆を変え
民衆は賢い選択をしなければいけない。政治に無関心はダメ
たとえ首相公選制にしても、それをしているアメリカでブッシュの様な無能な大統領が生まれてしまった事からも分かる通り、民衆のチェックが十分でない事もあるので普段から民衆自身が政治や歴史を理解しておく必要がある。
 
3.誠実な報道(誠があってこそ報道:市民の賢明な判断を支える報道)メディアを変え
ジャーナリストは単に話題を追うのではなく社会に必要とされる基準でキーを叩くべき
営利(話題)のみで行動しない事、プロの仕事の本質は「ありがとう」の対価としてお金が支払われるのであり、商売の本質から言って、「利」のみの商売はあり得ない。「利」の源泉は「他人に感謝される事」である点を踏まえ、社会から「ありがとう」と言われる報道を目指せ。一時の商売ではなく、商売をし続ける亊を考えたら、民衆の為にならない報道は長い目で見れば、メディアそのものの信頼の低下に繋がる事を認識するべき。
 
民主的な制度にしても、民衆がバカだったら意味がない。民衆が賢明でも質のいい情報がなければ、いい判断ができない。つまり、オーソドックスに考えて、この三つが重要なのだ。民主的な選挙(権威)、賢明な民衆(知性)、誠実な報道(情報)。これが揃えば、正しい事がなされる。一番重要なのは、この三つをどう実現するかであるが、実際の所、どうしたらいいのか分からない。
 
制度
三つの中で比較的簡単に変える事が出来るが、それを支える、知性と情報が心細い。
 
知性:草の根のブレーン集団
まず、賢さという点だと、小泉に騙される程度ではダメだと言う事。同じ様なタイプの政治家が出てきたらイチコロだ。付和雷同を慎み、自分の考えを持ちなさいと言っても、付和雷同する事を徹底的に教育されている国民にどうすればいいんだろう?とこちらが頭を抱えてしまう。付和雷同とは別次元のコミュニティ形成方法として、ネットの草の根の政治分析集団の登場が、一般民衆のブレーンとなって機能する事が望ましい。つまり、複数の分析集団の意見を聞く事で、それに基づいた判断をする。一つの発想に縛られない様に複数の考え方が併存し、競争する形が望ましい。
 
情報:草の根の情報集団
報道機関も、話題だけをおっても、信頼を失うだけだからダメだと言っても、話題競争で飯を食っている連中には聞こえない。これはインターネットが台頭してくれば、もう少しマシになるかもしれない。別次元の競争相手がいないから、そういう事が可能なのだから、手強い草の根メディアの登場がこの問題を解決すると考える。
 
付和雷同をやめさせる教育(効果が出るのに数十年かかる)
功利主義教育(トータルな視点での利益追求)
・個の尊重(個を尊重するが、公の視点を欠くことのないように功利主義を教える)
・民主主義教育(民主的プロセスによって世の中を変える術を教える)