自動車に比べてバスが、一人当たりのエネルギー効率がいい様に宅急便の方が車で買い物をするよりも効率がいい。一見、運んでもらうと手間がかかって、エネルギーの無駄遣いをしている様に感じるが、実際は、車でショッピングセンターへ行って、買い物をするよりも宅急便で運んでもらった方が効率がいい。
それは、輸送重量と移動経路、そして、一人当たりのエネルギー消費から計算すると、車でショッピングセンターまで行くよりも、宅急便で他のお客さんの荷物と一緒にまとめて運んでもらった方が、バスと同じで効率がいいのだ。
1.輸送経路(一つのニーズを満たすのに必要な距離)
乗用車:家 → ショッピングセンター → 家(往復する分だけ効率が悪い)
宅急便:家 → 次の家 →その次の家(移動経路が周回して効率がいい)
複数のお客の為に輸送しているので、自ずと一人当たりに移動距離は分割される
2.輸送重量(一人当たりの輸送重量)
乗用車:荷物(10kg)+運転手(60kg)+車の重量(1.2t)=1.27t/1人=1.27t
宅急便:荷物(10kg)+運転手(60kg)+車の重量(4.5t)=4.56t/40人=0.114t
エネルギー消費量は輸送距離×重量であるから、乗用車でショッピングセンターまでいき買い物をするよりも、ネットで商品を購入し、宅急便で運んだ方が効率がいいのだ。基本的に乗用車とトラックのエネルギー消費比率は6(約600億リットル):4(約400億リットル)である。乗用車の消費量を削減する事は車の6割のエネルギー消費を削減する事である。
もっと効率がいいのは、最寄りのコンビニで受け取る事である。そうであれば、いちいち、玄関先まで運ぶ手間が省けて効率がいい。近くだから徒歩で買い物が出来る。結局、その方が体にもいいし、環境にもやさしいし、個別に運ぶ必要がないので、輸送する人も楽でいい。