SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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王佐の才

三国志に「王佐の才」という才能がある。「王を補佐する才能」という意味です。人の力量を見抜き、王を王足らしめる力を持つ。

基本的にはオーソドックスな常識家という感じなのだと思う。というのは、王というのは極めて公の存在であり、それに足らしめるという事は、公をいかに理解しているかという事である。実利と公を兼ね備えるのが王というものである。

また、王である為に何を成すべきか、それを理解しているという点では、天(世の中)の望む事をよく理解していると言ってもいいのではないかと思う。そういう意味で優れた政治家と言ってもいい。

自らは上に立つ事はなく、他人をもり立てて、王にする。そういう意味では執事と似ている。上に立つべき人間を見定め、それをもり立てて王にし、世界を変える。そういう意味では陰の立役者と言ってもいいだろう。

人の能力を理解し、世の中全体を見通す視野の広さ、そして、それを公平に解釈するバランス感覚に優れた洞察力。理想の政治家に限りなく近い素養を持っているが、本人に権力欲はなく、他人をもり立てて王にするという所から、ある意味、最強の応援団と言ってもいいと思う。