SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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私が交渉が下手な理由(交渉で大事な事)

私が交渉がヘタクソなのは仕方がない、なぜなら、そういう事をさせてもらえなかったのだから。そういう中で成功した数少ない交渉を考えてみると、予め着地点を用意して喋っていたときに成功しているようだ。(私は祖母に人と対立したら、即、黙らされるという家にいた:いかなる話でもそうだったので、トラウマになったのは言うまでもない)

相手と敵対するというよりも、着地点に誘導する形だ。多分、明らかに答えが分かっているときにそうしたのだと思う。

友人と交渉したときがそうだった。友人は指導的立場になったのにも関わらず、人それぞれに違う立場があるということをよく考えない幼稚な考え方をしていた。(有能な人間にありがちな発想で、自分の有能さを基準にして他人を見る)これでは下の者に標しがつかないことは明白だったので、相手の言った内容に反応する形で話をしていき、結果として偶然、話すべきポイントに辿り着いたとき、私は「それは小学生の時の話、でも今ならば分かるよね」と釘を差した。

ちょっと露骨だが、相手の自尊心に訴えかける形で交渉は成立したと言ってよい。多分、友人のお父さんが空の上から心配して、私に喋らせたのだろう。これほど上手な交渉が私にできるはずがないのだから。

でもイメージとしては分かっている。常に着地点をイメージして話していた。それが良かったのだ。その着地点は相手のための着地点だ。私は会話するとき、相手の問題点を考えがちだ。友人との交渉でもそうだ。しかし、私はその問題点が今の友人にどういう意味を持つかという考えに至ったとき、彼に同情し、その上で自然に着地点を用意しながら話せたのだ。

そういう意味では優しさが動機となって話していたのだ。その優しさが、友人に通じたから、交渉がうまくいったのだ。そういう時の私の交渉は成功する。しかし、僅かな成功例だ。それが僅かなのは、私の人間性が推して知るべしと言ったところであろう。(あまり言いたくない事だが...)

つまり、理屈や理論の世界では論理が大切だが、人間と話す時には、相手の自尊心にウェイトを置いて話す事が大切だ。つまり、論理よりも自尊心(相手を尊重する事)が優先されるのが交渉なのだと思う。交渉がヘタクソな私が言うのもなんだが...