SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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人はなぜ偽善を行うのか?

人はなぜ、偽善を犯すのか?

偽善者の主張を聞いていると分かるのは非常に自己中心的で幼稚だということだ。とにかく視野が狭いってのが感想。

年寄りが時代が変わったことが分からないのも、その人自身が相手にとってベストと思うことを相手の立場に立って考えていれば、時と共に時代が変わったことを自然に認識していくはず...だけど、それが認識できないのは、相手の立場ではなく、自分の理屈で人を裁いているから。そういう幼稚さが人を偽善に向かわせる。

相手の立場になれば、若者の置かれた状況、時代の流れも自然に感じ取ることが出来る。自分達の若いころでは出来なかったことも、今の若者では出来ると思えば、むしろ、そちらの方を選ぼうとするはず。だが、それが出来ないのは、自分の理屈で人を裁き、相手をよく見ていないから。老人は権力を持てば持つほど、逆らう人がいなくなるので、そういう事に注意が必要だ。特に相手が意見を言っても黙らせる権力も持っていると、それが人の意見を聞く機会を失うことにもなりうる。だから、それを肝に命じて謙虚であるべきだ。権力を持てばこそ、謙虚であらねばならない理由がそこにある。それをしないと若者の意見を聞き逃し、時代に取り残されるおそれがあるからだ。

人が幼稚になるのは、人の意見を聞かず自分の中に閉じこもることによって、視野が狭くなるからである。故に老人も幼稚になりやすいのだ。そして、権力を持てば同様の環境に置かれるので、同様に幼稚になりやすい。

即ち、権力を持てば持つ程、人は偽善者になりやすいという事になる。子供の親になったとき、子供に対して犯してしまう偽善。それもこれも、全て視野が狭いためである。幼稚な視野の狭い正義、それが偽善なのである。

子供がワガママなのは未熟だから許せる。大人のワガママは俺が一番嫌いな偽善になるので許せない。だが、たとえ偽善であっても、その偽善を正すとき、ただ許せないだけというのも大人気ない。それもまた未熟であり、偽善である。