誰しも間違う。故に、大事なのはその間違いをリカバリーする誠実さが大切だが、時として嘘を言って切り抜けたいという誘惑にかられる事がある。私はそういうとき、「嘘を言わないと前に進めないようでは、私もそれまでの人間だ」と自分に言い聞かせて本当のことを言う。
偽りによって守ろうとした地位など、砂上の楼閣と思えば、元々ないのだからあきらめもつく、存在すると思うから嘘を言いたくなる。失敗した段階でなくなっているものを再び得ようとしても、それは空気をつかむ様なもの。そう思えば、間違いも認めやすくなるというものである。